来春を占う新潟2歳S。同じ産駒の勝率が高い2頭が本命だ

8月24日(土)6時17分 Sportiva

 8月25日、新潟競馬場でGⅢ新潟2歳S(芝1600m)が行なわれる。

 このレースは7月の函館2歳S(函館・芝1200m)に続く、2つ目の2歳重賞になる。昨年の勝ち馬ケイデンスコールは、今年のGⅠNHKマイルC(東京・芝1600m)で2着。2015年の勝ち馬ロードクエストも翌年のNHKマイルCで2着、2014年の勝ち馬ミュゼスルタンもやはり翌年の同レースで3着と、同じ左回りの芝1600mで行なわれるNHKマイルCと非常に関連性の高いレースとなっており、来春を占う意味でも注目のレースだ。

 そんな特徴がある新潟2歳Sを、まずは種牡馬の傾向から分析してみよう。

 過去約10年の新潟芝1600mの種牡馬別成績を見ると、24勝(248戦中)を挙げているディープインパクト産駒が最多勝だが、今年はディープインパクト産駒の出走はない。2位のハーツクライ産駒は22勝だが、161戦での数字であり、勝率はディープインパクト産駒の勝率(9.7%)を大きく上回る13.7%だ。このレースでの勝利はないが、2011年にジャスタウェイが2着に入り、同馬は同条件のGⅢ関屋記念を2013年に勝利している。ハーツクライ産駒にとって相性のいい条件であることに間違いはない。


産駒が新潟で好成績を残しているハーツクライ

 今年、新潟2歳Sに出走予定のハーツクライ産駒は、ウーマンズハート(牝2歳/栗東・西浦勝一厩舎)。この新潟芝1600mでは8月3日の新馬戦で勝っている。その内容が秀逸で、上がり3Fのタイムが32秒0。新潟芝1600mの2歳戦では、2017年8月にウラヌスチャームが記録したものと並ぶ歴代1位タイのタイムだ。ウラヌスチャームは1分38秒2でハナ差の勝利だったが、ウーマンズハートは1分36秒2で2着馬に3馬身半差をつける圧勝。スケールの大きさを感じさせる走りだった。

 ウーマンズハートは血統もよく、おじにGⅠ香港スプリント(シャティン・芝1200m)勝ち馬のラッキーナイン、GⅢ函館スプリントS(函館・芝1200m)勝ち馬のティーハーフと、2頭の重賞勝ち馬がいる。

 おじ2頭は短距離タイプだったが、本馬はGⅠ有馬記念(中山・芝2500m)などを勝ったハーツクライ産駒で、母の父シャマーダルはGⅠ仏ダービー(シャンティイ・芝2100m)、GⅠ仏2000ギニー(ロンシャン・芝1600m)を勝ったフランスの名馬。ウーマンズハートも1600mで勝利しているように、1600m以上が合うタイプだろう。前走のようにスローペースで瞬発力が生きる流れになれば、力を出せそうだ。

 続いて挙げたいのは、ロードカナロア産駒のタイムマシン(牡2歳/美浦・手塚貴久厩舎)。ロードカナロアは産駒デビューが2017年と日が浅いが、新潟芝1600mではすでに7勝(33戦)を挙げて勝率は21.7%と、ハーツクライ産駒よりも高い数字を記録している。昨年の勝ち馬ケイデンスコールがまさにロードカナロア産駒。産駒が昨年から今年にかけて6勝を挙げているのは、全種牡馬の中でもトップの数字だ。

 近親に重賞の勝ち馬こそいないものの、おばにGⅡフローラS(東京・芝2000m)3着のブリガドーン、おじにGⅢラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)3着のダイバーシティなど重賞で好走した馬がいる。ちなみに、鞍上の石橋脩騎手は、昨年のケイデンスコールに騎乗していた騎手でもある。

 1頭、穴で挙げておきたいのがトロワマルス(牝2歳/美浦・杉浦宏昭厩舎)だ。日本ダービー馬エイシンフラッシュの父としても知られる、キングズベスト産駒の芝1600mでの勝利は2勝(77勝中)と少ないが、母セキショウは2歳未勝利(新潟・芝1800m)、日本海S(1600万下、新潟・芝2200m)と2勝を挙げた”新潟巧者”。トロワマルスが勝利した新馬戦は新潟芝1400mだったが、ゴール前では手綱を抑える余裕で2着に2馬身差をつけての快勝だった。

 同レースの1000m通過は58秒5と、2歳戦にしては速いペースとなっており、ハイペースで前崩れの展開がこの馬に向きそうだ。なお、同馬の3代母ダイナシュートは1984年のこのレース(当時は「新潟3歳S」のレース名で右回り芝1200m)の勝ち馬。母だけでなく、牝系としても新潟は相性のいい舞台だ。

 以上、今年の新潟2歳Sは、ウーマンズハート、タイムマシン、そしてトロワマルスの3頭に注目したい。

Sportiva

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