デイトナが2020年に復活。トライアンフ、新型デイトナ765を発表
2019年8月26日(月)18時16分 AUTOSPORT web
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、DAYTONA(デイトナ)Moto2 765リミテッドエディションを発表。国内では2020年2月を予定している。発売価格は235万円(税別)となる。
トライアンフのミドルスーパースポーツであるデイトナは、数々のスーパースポーツ選手権で活躍。2014年のマン島TTレースでは、スーパースポーツクラスで勝利を収めている。2016年に排ガス規制などの影響により生産終了。トライアンフのランアップから外れてしまう。
そんなデイトナが2020年、MotoGPのMoto2クラスで培った技術を盛り込んだ765ccエンジンを搭載し、4年ぶりに復活を遂げる。
発表されたデイトナMoto2・765リミテッドエディションは、本物のMoto2ファクトリーマシンの走りに最も近い、公道で走行可能なモーターサイクルとのことだ。搭載するエンジンはMoto2派生のアップデートを施した量産型765ccエンジンで、最大出力は130PS/12,250rpm、 最大トルクは80 Nm/9,750rpmを発揮する。また車体には個別のシリアルナンバーが入る。
マフラーはアロー製チタンレースマフラーを装備。ブレーキはブレンボ製、サスペンションはフロント、リヤともにオーリンズ製とレースで培われたパーツがふんだんに盛り込まれている。タイヤはピレリ製のハイグリップタイヤ、ディアブロ・スーパーコルサSPを履く。
新型のデイトナは走りにフォーカスしていることから1人乗りのシングルシート仕様となっている。カウルはフルカーボン、メーターはフルカラーTFTディスプレイで起動画面ではMoto2のオフィシャルブランドロゴが表示される。
電子制御はトラックモードを含む5つのライディングモード(レイン、ロード、スポーツ、トラック、ライダー設定)が実装されており、シフトアップ/ダウンに対応したクイックシフターも装備する。
国内での発売は2020年2月を予定。発売価格は235万円(税別)と発表されている。発表されたマシンの諸元は以下の通りだ。
■デイトナMoto2 765リミテッドエディション 仕様
エンジンタイプ | 水冷並列 3 気筒 DOHC12 バルブ |
排気量 | 765cc |
ボア×ストローク | 78mm×53.38mm |
圧縮比 | 12.9:1 |
最高出力 | 130PS at 12,250rpm |
最大トルク | 80 Nm at 9,750rpm |
燃料供給方式 | マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射SAI付 電子制御スロットル |
エキゾーストシステム | ステンレス製3-INTO-1エキゾーストシステム ステンレス製アンダーボディプライマリーサイレンサー アロー製チタンセカンドサイレンサー |
駆動方式 | チェーン |
クラッチ | 湿式多板 |
トランスミッション | トライアンフアシスト付き6速 |
フレーム | フロント:アルミニウムビームツインスパー リア:2 ピース高圧成型ダイキャスト |
スイングアーム | 両持ち式、鋳造アルミニウム合金 |
フロントホイール | 鋳造アルミニウム合金5スポーク 17×3.5インチ |
リアホイール | 鋳造アルミニウム合金5スポーク 17×5.5インチ |
フロントタイヤ | 120/70 ZR17 |
リアタイヤ | 180/55 ZR17 |
フロントサスペンション | Öhlins製NIX30 43mm径倒立フォーク 調整式プリロード リバウンドダンピング&コンプレッションダンピング調整機能付き |