“九州ダービー”は痛み分け…先制の鳥栖は初の連勝ならず、追いついた福岡は連敗ストップ
2022年8月26日（金）20時59分 サッカーキング
同点弾の福岡クルークス [写真]＝J.LEAGUE via Getty Images
今季初の連勝を目指す5戦無敗の鳥栖が、3連敗中の福岡をホームに迎えての“九州ダービー”。先制したのはホームの鳥栖だった。17分、ハーフウェーライン付近でのボール奪取から速攻に転じ、宮代大聖は敵陣中央から絶妙の縦パスを供給。抜け出した本田風智が相手GKとの一対一を制してネットを揺らした。
福岡は23分、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得し、キッカーのジョルディ・クルークスが高速クロスを供給。頭で合わせたフアンマ・デルガドのシュートは相手GKに阻まれたが、フアンマがこぼれ球を自ら押し込んでネットを揺らした。しかし、オフサイドポジションにいた宮大樹がプレーに関与していたとして、得点は取り消された。
その直後、福岡が正真正銘の同点ゴールを獲得する。田邉草民が左サイドから低くて速いクロスを送ると、ボックス中央でフアンマがボールを収め、相手を背多いながらペナルティエリア右のクルークスに預ける。クルークスは左足ダイレクトで合わせてゴール左下隅へと流し込んだ。
後半も一進一退の攻防が続くなか、鳥栖は84分に絶好機が到来。原田亘が小野裕二とのワンツーパスでペナルティエリア右に侵入。シュート性のグラウンダークロスをゴール前に送り込むと、ゴール前の垣田裕暉は合わせようとしたが惜しくも触ることはできず、ボールはわずかに枠の左へと外れた。
次の1点は生まれないまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。鳥栖は今季初の連勝を逃したが6戦無敗、福岡は連敗を3で止めたが5戦未勝利となった。両チームの次戦は31日に行われ、鳥栖は敵地で川崎フロンターレ、福岡はホームでガンバ大阪と対戦する。
【スコア】
サガン鳥栖 1−1 アビスパ福岡
【得点者】
1−0 17分 本田風智（鳥栖）
1−1 26分 ジョルディ・クルークス（福岡）
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