“絶好調男”が主将選出でプレジデンツカップ出場なるか 来年のライダーカップで“62年ぶり”のできごとも?

2024年8月27日(火)14時0分 ALBA Net

キーガン・ブラッドリーが先週の優勝で“対抗戦出場”の道も切り開く?(撮影:GettyImages)

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先週行われた米国男子ツアーのプレーオフ第2戦「BMW選手権」では、出場選手中“最低ランク”の50位で出場したキーガン・ブラッドリー(米国)が見事に優勝。これで一気にランクは4位まで浮上し、見事に今週行われる最終戦「ツアー選手権」に進んだ。


そんな“絶好調男”に朗報が届くかもしれない。今年9月26〜29日には、カナダのモントリオールで米欧対抗戦の「プレジデンツカップ」が開催される。まずポイントで選出される各チームの6名はBMW選手権終了時に決定した、ブラッドリーはこのポイント選出には届かなかったが、優勝を受け10位に浮上。残り6名は米国チームがジム・フューリク、世界選抜がマイク・ウィアーの両キャプテンが9月3日に選出する。

そこで気になるのは、ブラッドリーがすでに米国チームのアシスタントキャプテン(副主将)に任命されている点。昨年のライダーカップ入りを逃したブラッドリーは7月、2025年のライダーカップでは米国チームのキャプテンに選出されている。フューリクとしてはブラッドリーをアシスタントキャプテンに任命し、経験を積ませようとしたのかもしれないが、ここに来て選手として選出される可能性も浮上したわけだ。

今週のツアー選手権も、スタート時にトップと4打差の6アンダーからスタートと、十分に年間王者も狙える位置。ここで好成績を挙げるとキャプテンピックで出場する可能性がさらに高まってくる。

この好調が続けば、来年のライダーカップもキャプテンと選手を兼ねる“プレーイング・キャプテン”になる可能性も。これまでライダーカップで選手兼任監督を務めたのは、1963年大会のアーノルド・パーマー(米国)のみだ。

「僕の成績でキャプテンの計画を狂わせてしまったら申し訳ないな(笑)。選手として選出される候補に挙がっていることはとても誇りに思う」とブラッドリーは複雑な心境を話す。「僕の今年の目標のひとつはプレジデンツカップのメンバーに入ることだった。どうなるか、楽しみだ」。それでも38歳のベテランは、選手として戦うことにもちろん前向きだ。(文・武川玲子=米国在住)


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