渡辺一馬、今季初優勝。ホンダ勢が表彰台独占/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000レース1

2022年8月27日(土)18時7分 AUTOSPORT web

 8月27日、2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦スーパーバイクレース in 九州のST1000クラス レース1が大分県のオートポリスで行われ渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が優勝した。


 ST1000で2レース制が採用された今大会は、土曜日に予選と決勝レース1が行われた。


 好スタートを切ったのはポールシッターの渡辺一馬で、國峰啄磨(TOHO Racing)が背後につける。3番手は高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、南本宗一郎(AKENO SPEEDYAMAHA)、岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)の争いとなる。

渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1


 2周目にはこのセカンド集団から抜け出した津田がトップ2台のテールにつけ、3台での優勝争いに発展する。


 3周目に南本が転倒。岩戸を引き離した高橋が単独4番手走行を開始。岩戸には國川浩道(TOHO Racing)、村瀬健琉(Team TKR performance)、豊島怜(DOGFIGHTRACING YAMAHA)、石塚健(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が襲いかかり、5台での5位争いに移行する。

高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1


 レース後半。津田がトップ集団から後れだし、高橋と3位争いを開始。11周目、高橋が津田を捉えて3位浮上。津田は高橋に離されないようについて行くのが精一杯の状況。

トップチェッカーの渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1


 ラスト3周、渡辺一馬と國峰のトップ争いが激化。ピタリと背後につけた國峰。しかし渡辺一馬もペースアップ。國峰につけいるすきなく、そのまま渡辺一馬がポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾った。

2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1 表彰式


■渡辺一馬/Astemo Honda Dream SI Racing(レース1:優勝)
「予選までの感じだともっと速いペースで走れるかなと思っていたのですが、今日は路面温度が上がったからか思ったようなフィーリングが得られず、ペースを上げることができませんでした。でもスタートから最後までトップを守り切ることができました」


「國峰選手がずっと後ろにいたから楽なレースではなかったけれど、このレースをトップで終えることはチャンピオンシップにとって大切でした。今シーズンはここまで決勝でいい結果が残せていなかったから、だからこそ自分たちの造ったマシンのポテンシャルが高いことをしっかり示したかったんです。優勝できてすごくよかったです」

優勝した渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1


■國峰啄磨/TOHO Racing(レース1:2位)
「予選まで渡辺選手も高橋選手もペースがよくて、自分は単独でのペースは持っていませんでした。レースが始まり、渡辺選手が前に出るのは分かっていたので、それについて行こう、ついていければ勝負しようと思っていました。いったん離れてしまったときはきつかったけど、そこから修正できて、真後ろに付くことくらいはできました。ただ、最後に自分のミスで間隔を開げてしまった。明日に向けての反省点、修正点は見つけられたので、明日のレースで証明したいです」

レース後に喜ぶ渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2022全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 レース1


■高橋裕紀/JAPAN POST HondaDream TP(レース1:3位)
「昨日の走行で、最後の最後に転倒してマシンを大きく壊してしまい、今日からスペアバイクで走っています。昨晩スタッフが遅くまでかけて本番車に近いものを造ってくれたんです。渡辺選手や國峰選手はペースがよかったから、序盤でそこについていければチャンスもあるかなと思っていたのですが、そうはいきませんでしたね。スタートしてトップ3台に離されちゃうかと思ったのですが、ペースを作り、津田選手をパスすることができました。ただそのときには前2台とは大きく差が開いてしまっていました」

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