【札幌vs川崎Fプレビュー】地の利を生かして金星狙う札幌…川崎Fは敵地で最高のリスタートを切れるか

2021年8月27日(金)23時40分 サッカーキング

[写真]=宮地輝、鈴木颯太朗

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■北海道コンサドーレ札幌 前回対戦と同じ戦い方ができれば白星の可能性も



【プラス材料】
 中2日のスケジュールをホームで続けて戦えるのはあまりにも大きなプラス材料だ。対戦相手の川崎フロンターレは前節にアビスパ福岡とのアウェイゲームを戦っており、そこから北海道へ移動することを考えても、条件としては間違いなく相手よりも有利である。

 また、ここ2試合勝利から離れているものの、攻撃面での連係や連動した守備などチームとしてのパフォーマンスは安定しているように映る。チャンスも作れているので、我慢強く戦うことがカギとなるだろう。

 対川崎Fという意味では、前回対戦で互角に近い戦いができたことが自信になるはず。相手は前節に久しぶりの黒星を喫しているため、ホームの利を生かしてつけ入りたい。

【マイナス材料】
 前節は名古屋グランパスに0−2で完敗。ペースを握っているように見えて、実際は名古屋の思惑どおりに試合を進めてしまい、得点を奪えず逆に隙を突かれて2失点。中2日でアウェイに乗り込んできた相手にいいようにしてやられてしまった格好だ。

 その前の大分トリニータ戦を踏まえても、同じようにチャンスを決めきれず、逆にセットプレーで隙を突かれて勝ち点3を取り逃した。詰めの足りなさが目につく状況になってしまっているのが不安点だ。

 また、MF宮澤裕樹がこの試合も欠場となる可能性がある。リーグ戦再開後は彼が不在の試合のみ白星がないため、マイナス要素と言えるだろう。

文:totoONE編集部

■川崎フロンターレ ベテランストライカーは窮地に陥ったチームを救えるか



【プラス材料】
 前節のアビスパ福岡戦で初黒星を喫したものの、首位をキープしていることには変わりない。まずは目の前の一戦に集中することが重要だろう。中2日での連戦。それもデイゲームを戦うという難しい日程だ。

 福岡と札幌への移動による疲労を考慮すると、コンディションが厳しいのは百も承知だろう。ならばセットプレーで打開策を見出すのもひとつの手だ。福岡戦の前、鬼木達監督は「セットプレーになった瞬間、後ろから出ていく選手は『自分がストライカーだ!』というギラギラした気持ちを持ってやること」と選手に集中力の重要さを説いている。苦しい時のセットプレーで白星を飾りたいところ。

 その他、先発が予想されるFW小林悠は北海道コンサドーレ札幌との相性が滅法良いことで知られている。チームを熟知しているベテランに、チームを救うゴールを期待したい。

【マイナス材料】
 アウェイでの連戦が続く中、鬼木監督を悩ませているのはケガによる主力の離脱だろう。MF大島僚太、DF谷口彰悟の負傷に加えて、福岡戦ではFW旗手怜央も前半で負傷交代を余儀なくされた。台所事情は厳しいが、指揮官は「我慢の時期」だと話す。「長いシーズンを戦ううえでは、こういう時期もある。そこを踏ん張って、こういう経験、我慢強さをしっかり身につけられれば、最後にまた大きな飛躍につながると思ってます」。

 DF山根視来やDF車屋紳太郎のように連戦でフル稼働している選手も、さすがに疲労の色が目立ち始めている。ここはDF神谷凱士やDFイサカ・ゼインなどフレッシュな選手を起用するのも一考か。チーム全体で乗り越えていくべき一戦となる。

文:いしかわごう

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