板倉滉フル出場のボルシアMG、バイエルンの猛攻に耐えきれずドロー…GKゾマーは驚異の19セーブ

2022年8月28日(日)3時26分 サッカーキング

バイエルンとボルシアMGが対戦した [写真]=picture alliance via Getty Images

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 ブンデスリーガ第4節が28日に行われ、バイエルンとボルシアMGが対戦した。ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は開幕4試合連続で先発し、センターバックでフル出場した。

 前半はバイエルンが一方的に押し込む展開に。33分、レロイ・サネがペナルティエリア内に侵入。板倉をかわしてゴール前でシュートを放つが、素早く体勢を立て直した板倉にブロックされて得点には至らない。

 バイエルンは34分、トーマス・ミュラーのクロスにサディオ・マネが合わせたものの、ボールが途中でオフサイドポジションにいたサネに当たっていたとして、得点は取り消される。さらに39分、フリーキックの流れからスルーパスに抜け出したマネが再びネットを揺らしたものの、これもオフサイドで得点は認められない。

すると43分、ボルシアMGがワンチャンスをものにして先制する。クリストフ・クラマーが前方にロングボールを放り込むと、相手DFダヨ・ウパメカノがクリアに失敗。ルーズボールを拾ったマルクス・テュラムがハーフウェーラインから一気にボックス内に運び、最後は相手GKマヌエル・ノイアーとの一対一を制した。

 1点ビハインドで折り返したバイエルンは61分に決定機到来。ロングボールに抜け出したキングスレイ・コマンが右サイドからグラウンダーで折り返し、ボックス中央のミュラーはワンタッチで左のマネに託す。マネが右足で合わせたシュートが相手GKヤン・ゾマーに阻まれると、こぼれ球に反応したマネのシュートも再びゾマーのファインセーブに遭った。さらに64分、ジョシュア・キミッヒのスルーパスに抜け出したサネが板倉をスピードで置き去りに。ゾマーとの一対一を迎えたが、股の間を狙ったシュートは防がれてしまう。

 その後もゾマーに苦しめられたバイエルンだが、83分にようやく試合を振り出しに戻す。左サイドから切り込んだアルフォンソ・デイヴィスのパスを受けたジャマール・ムシアラは、反転からボックス中央のサネにパス。サネはワンタッチで合わせてゴール左下へと流し込んだ。

 途中から5バックに変更したボルシアMGに対し、バイエルンは85分にセンターバックのマタイス・デ・リフトを投入してセンターフォワードで起用する。後半アディショナルタイム2分、浮き球に抜け出したセルジュ・ニャブリが頭で落としたボールに合わせ、デ・リフトが右足一閃。鋭い一撃を放ったが、これもゾマーに阻まれた。結局、20本の枠内シュートを放たれたゾマーが記録したセーブ数は、「19」となった。

 試合はこのまま終了し、バイエルンの開幕連勝は「3」でストップ。ボルシアMGにとっては価値ある勝ち点「1」となったが、今季初の連勝はお預けとなった。次節、バイエルンは3日にMF原口元気が所属するウニオン・ベルリンと敵地で対戦。ボルシアMGは4日にホームでマインツと対戦する。

【スコア】
バイエルン 1−1 ボルシアMG

【得点者】
0−1 43分 マルクス・テュラム(ボルシアMG)
1−1 83分 レロイ・サネ(バイエルン)

【スターティングメンバー】
バイエルン(4−2−4)
ノイアー;パヴァール、ウパメカノ、L・エルナンデス、デイヴィス;キミッヒ、サビツァー(68分 ムシアラ);コマン、ミュラー、マネ(68分 ニャブリ)、サネ(85分 デ・リフト)

ボルシアMG(4−2−3−1)
ゾマー;スカリー、板倉滉、エルヴェディ、ネッツ;クラマー、コネ(85分 ヤンチュケ);ホフマン(85分 ヘアマン)、ノイハウス(77分 フリードリヒ)、プレア(52分 ヴォルフ);テュラム


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