キエーザのリヴァプール移籍が決定的に! 渡英前にはユーヴェのファンに別れの言葉も…

2024年8月28日(水)22時56分 サッカーキング

キエーザはユヴェントスでは約4年間プレー [写真]=Getty Images

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 リヴァプールがユヴェントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得することが現地時間28日に決定的となった。『スカイスポーツ』のイギリス版およびイタリア版など、複数のメディアが報じている。

 現在26歳のキエーザはフィオレンティーナの育成組織出身で、同クラブのトップチームで“エース”として成長を遂げた後、2020年夏にユヴェントスへ買い取り義務付きのレンタル移籍で加入した。2022年1月に左ひざ前十字じん帯損傷の大ケガに見舞われ、約9カ月の長期離脱を強いられた時期もあったが、同時期を除くと基本的には主力の一角として活躍。公式戦通算131試合出場32ゴール23アシストを記録している。

 ケガ明けの状態で出場時間を大きく減らした一昨シーズンとは異なり、昨シーズンは公式戦通算37試合のピッチに立って10ゴール3アシストを記録。EURO2024に臨むイタリア代表にも選出されるなど、“復活”を印象付けていたものの、今夏に就任したチアゴ・モッタ新監督はチームの大幅改革を敢行しており、キエーザは構想外に。実際、ここまで行われた今季セリエAの2試合はいずれもメンバー外だった。

 このような状況のなか、欧州やサウジアラビアの複数クラブがキエーザの獲得に乗り出していた。当初はバルセロナが関心を強めていたものの、クラブが抱える財政問題のため、キエーザを登録する目処が立たず、獲得を断念した模様。一方で、直近の数日間でリヴァプールが急接近していることが明るみに出ていた。

 今回の報道によると、キエーザはリヴァプールへ移籍することで合意したという。リヴァプールは移籍金として、固定額1000万ポンド(約19億円)にボーナス250万ポンド(約5億円)を加えた最大1250万ポンド(約24億円)を支払う見込み。キエーザの現行契約は2025年6月30日までで、契約満了まで残り1年間を切ったことから、ユヴェントス側も当初の移籍金から大幅な減額に応じ、“格安”での獲得が可能となったようだ。2028年6月30日までの4年契約を結ぶと報じられた。

 なお、キエーザは現地時間28日早朝、リヴァプールへ渡るために空港に姿を見せている。イタリア版『スカイスポーツ』に対して、リヴァプールへの移籍について「新たな挑戦への準備はできている。家族も僕も本当に幸せな気分だし、今は新天地でプレーするのが本当に楽しみだ」と語っただけでなく、次のようにユヴェントスの“ティフォージ”へ感謝の言葉を伝えた。

「ユヴェントスのファンにさよならを言いたかったんだ。この数年間に渡る情熱的なサポートに感謝したい。みんなの姿は僕の心に一生刻まれる。本当にありがとう」

 なお、今夏の移籍市場においてリヴァプールは新戦力を獲得していない。市場閉幕まで残りわずかとなったなか、“第一号”の補強としてイタリア代表のウインガーを迎え入れることとなりそうだ。

サッカーキング

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