ジェラード従兄弟のMFダンカン、所属のリヴァプールを“精神的いじめ”で告発

2019年8月29日(木)8時21分 サッカーキング

リヴァプールに所属するMFダンカン [写真]=Getty Images

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 リヴァプールのU−18イングランド代表FWボビー・ダンカンがクラブから“精神的ないじめ”を受けていると、同選手の代理人がクラブを告発したようだ。イギリスメディア『BBC』が28日に報じた。

 現在18歳のダンカンは、クラブレジェンドの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏の従兄弟で、昨年夏にマンチェスター・Cからリヴァプールの下部組織に移籍した。今夏にはトップチームのプレシーズンツアーにも参加し、現在はセカンドチームに所属している。今夏には欧州の複数クラブが獲得に興味を示しており、フィオレンティーナが獲得を強く望んでいるようだが、リヴァプールに売却の意思はなく、移籍交渉の席にすらつく予定はないと報じられいてた。

 ダンカンの代理人を務めるサイフ・ルビー氏は28日に自身のSNSで、リヴァプールが移籍を望むダンカンの意思を無視してクラブに残留させていると告発。「ボビーはこのことで4日間も部屋に閉じこもっていて、リヴァプールに二度と戻ることはない。彼の精神的な健康と幸せが私の唯一の懸念だ」と綴り、「これは豊かな歴史を持つリヴァプールがとるような威厳のある態度ではない。リヴァプールのようなクラブが、精神的ないじめやボビーのような若い選手の人生を壊しても許されるのは、悲しい事態だ」とコメントした。

 これに対してクラブは声明で、「我々の選手についてメディアに出回っている出所不明なコメントや根拠のない申し立てについて把握しており、失望しています」と告発内容を否定。「問題になっている選手にとって、不正確な憶測や、扇動的なコメント、公の場での発言にさらされることは、最適ではありません。これ以上のコメントは控えますが、クラブ内部で選手とともに最適な方法を見つけられるよう取り組んでいきます」とコメントした。

 また、クラブOBの元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、ルビー氏の投稿に「ボビーや彼の家族をよく知っている。彼はプレシーズンでファーストチームに帯同し、素晴らしいスタートを切っていた。今シーズンは成長のために取り組むべきで、おそらくカラバオ・カップではベンチ入りもできるだろう。それが彼にあげるべきアドバイスだよ」と返信している。

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