人気馬優位の新潟2歳S。穴党記者は例年とは違う馬場状態を考慮し伏兵2頭に白羽の矢

8月29日(日)6時30分 Sportiva

 2歳世代最初のマイル重賞、GIII新潟2歳S(新潟・芝1600m)が8月29日に行なわれる。

 過去10年の勝ち馬は1番人気が4頭、2番人気が1頭、3番人気が4頭、4番人気が1頭と、戦前の評価が高かった馬が人気どおり安定した結果を残している。ただし、時にふた桁人気の馬が馬券圏内(3着以内)に飛び込んできて、3連単では2012年の45万円超え、2015年の25万円超えと何度か高配当が生まれている。

◆新潟2歳Sで狙うべき素質馬は?

 はたして、今年はどうか。デイリー馬三郎の吉田順一記者はまず、今年の人気馬についてこう分析する。

クリストフ・ルメール騎手が騎乗するアライバル(牡2歳)、川田将雅騎手が手綱をとるセリフォス(牡2歳)が人気を集めそうですが、この2頭の比較ならば、ハービンジャーの血が色濃く、パワー寄りのアライバルより、文句なしの攻め気配を見せているセリフォスに軍配が上がりそう。ただ、両者ともにまだ若さが残っている現状で、全幅の信頼は置けません」

 そして、吉田氏は現在の新潟の馬場状態に触れ、同舞台で力を発揮できそうな馬についてこんな見解を示す。

「オール野芝で施行されている新潟競馬場ですが、今年は速い時計が出る軽い馬場ではありません。春の福島開催を新潟で代替した分、その影響がかなり残っているようです。

 そうなると、直線の長い外回りコースでも、後方からの切れ味一本で台頭するシーンは難しそう。ある程度のポジション取りが必要で、粘り強い末脚を最後まで駆使することができなければ、結果を残せないのではないでしょうか。

 つまり、息の長い末脚を武器とする馬が狙い目となりますが、今年はそのタイプが多く、好位置を確保できるスタート力がモノを言うかもしれません」

 そこで、吉田記者は今回と同じ舞台の新馬戦(7月24日)を圧勝したオタルエバー(牡2歳)を推奨馬に挙げる。

「初陣ではパドックで神経質な面を見せていましたが、レースになると、好スタートから上々の行き脚でハナを奪って、あっさりと逃げ切り勝ち。コリエンテスやプルサティーラなどの評判馬に決定的な差をつけての勝利は、素直に評価していいでしょう。


強敵相手の新馬戦を圧勝したオタルエバー
 前走は上がりが強調された流れのなかでも強さを見せましたが、血統や走法からもう少しタフな設定になっても問題ないはず。後続に脚を使わせる逃げが打てれば、勝率は高まりそうです。

 この中間も坂路とCWコースで好脚力を披露。デビュー戦からの好調をキープしており、ここでも主導権を握って体力勝負に持ち込めば、自ずと結果がついてくるのではないでしょうか」

 吉田記者はもう1頭、ベルカントやイベリスなどの重賞勝ち馬を姉に持つサイード(牡2歳)にも注目する。

「スピード豊かな姉たちと同様、サイードもデビュー戦では小倉・芝1200m(7月10日)で鮮やかな勝利を飾りました。しかし、初陣と同じ舞台設定で施行されるGIII小倉2歳S(9月5日/小倉・芝1200m)には向かわず、距離が延びる新潟2歳Sに駒を進めてきました。

 それは、初陣の鞍上を務めた福永祐一騎手の進言があってのもの。早い回転ながらストライドが伸びる走法で、中団から追い上げて前をねじ伏せた新馬戦の内容を踏まえても、新潟の長い直線は合う見立てです。

 デビュー戦後は、CW、芝、坂路と多種多様なコースで負荷のかかった攻めを施し、ハイレベルな動きを連発。状態は申し分なく、狙い目だと思いますよ」

 2歳重賞においては、各馬の実力はまだまだ未知数。ここに挙げた2頭が人気馬を蹴散らして、オイシイ配当をもたらしてくれるかもしれない。


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