「もう年だね。スポーツよりお酒の方が安全だ」。ライコネンが肉離れ、万が一に備えエリクソンがスタンバイ

2019年8月30日(金)11時26分 AUTOSPORT web

 F1ベルギーGPでアルファロメオ・レーシングがリザーブドライバーのマーカス・エリクソンを呼び戻したことから、レギュラードライバーのキミ・ライコネンかアントニオ・ジョビナッツィが欠場するのではないかとして、さまざまなうわさが持ち上がった。チームはその後、ライコネンが筋肉を痛めているものの、金曜に走行する予定であると発表した。


 エリクソンは2019年にはインディカー・シリーズにフル参戦しているが、今週末のポートランド戦を欠場して、F1ベルギーGPに現れた。そのためレギュラードライバーのどちらかと交代するのではないかとの推測が持ち上がった。

2019年F1第13戦ベルギーGPに姿を現したマーカス・エリクソン(アルファロメオ)

 アルファロメオは現地木曜、「ライコネンはサマーブレイクの間に筋肉を痛めた。だが明日マシンに乗る予定だ」というコメントを発表した。


 ライコネンはスパで報道陣に対し、自分が足を痛めたことでチームが大事を取ってエリクソンを待機させることに決めたと説明した。


「肉離れを起こしてしまった。僕としては問題ないと思っているが、実際どうかは分からない」とライコネンは語った。


「だからバックアッププランが必要だった。こういう場合に備えて、どのチームもサードドライバーと契約しているんだ」
「万が一僕が走れないとなったときに、サードドライバーがここにいなかったらばかみたいだ。それは最悪のシナリオだよ」


「彼にとっては楽な状況ではない。レースがあったのだからね。でも現状では仕方ない」


 なぜ足をけがしたのかと聞かれたライコネンは「スポーツでけがをした。年をとったものだ」と答えたとformula1.comが伝えた。


「スポーツは危険だね。酒を飲む方が安全だ。二日酔いぐらいで、普通はけがはしないからね」


 エリクソンは週末を通して待機し、ライコネンが走れない場合に備えるということだ。


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