マルコ・ベゼッチが1年間の契約更新。2024年もMooney VR46からMotoGPに参戦
2023年8月30日(水)19時33分 AUTOSPORT web
8月30日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦するムーニーVR46レーシング・チームは、マルコ・ベゼッチと契約を1年更新し、2024年も引き続き起用することを発表した。
VR46は、2021年限りでMotoGPの現役を引退したバレンティーノ・ロッシが主宰となり、2013年にイタリアのヤングタレントをサポートするためにVR46ライダーズアカデミーとして立ち上げられたプロジェクトだ。MotoGPクラスへは、2021年から参戦を開始し、2022年からはドゥカティ・コルセと契約し、サテライトチームとして参戦している。
そんなムーニーVR46レーシング・チームに、ベゼッチは2022年からMotoGPクラスに昇格するとともに加入した。デビューイヤーの2022年は第8戦イタリアGPでフロントロウを獲得し、第11戦オランダGPでは2位表彰台に上がるなどの活躍を見せ、ランキング14位で終えた。
2023年は、第2戦アルゼンチンGPの決勝では悲願のクラス初優勝を飾った。さらに躍進を見せるベゼッチは、第5戦フランスGPの決勝でも優勝し、第8戦オランダGPではスプリントでも勝利を納め、現在ランキング3位につけている。
そんなベゼッチが、ムーニーVR46レーシング・チームと1年契約を延長し、2024年も引き続き同チームよりMotoGPクラスに参戦することがアナウンスされた。勢いに乗るベゼッチの活躍が今後も期待される。また、今シーズンはルカ・マリーニとともに参戦しているが、2024年シーズンについてのチームメイトはまだ発表されていない。
■マルコ・ベゼッチ
「2024年にムーニーVR46レーシング・チームの一員としてレースに参加できることを契約できて本当に嬉しい。このチームは、これまで、そしてこれからの僕のキャリアにとってとても重要だ。僕は2020年にMoto2でここに来て、2022年にMotoGPでも一緒になった。そして今年はこれまでのところ素晴らしいシーズンを過ごしている」
「ドゥカティのサポートを受けながら、このワーキンググループで成長し続けることは、僕にとって最も自然な選択だ。2024年は多くの期待が寄せられるが、今は今シーズンに集中したいと思っている。僕たちは現在、チャンピオンシップで表彰台を目指して戦っており、ルカ(・マリーニ)とともにチームタイトルを獲得している」
「チーム全員がこれらの目標を達成するために、これまで以上に全力を尽くすと確信している。バレ、ウーチョ、パブロ、VR46 Riders Academy、そしてこれを可能にしたすべての人々に感謝している。バレのチームに残ることは誇りであると同時に大きなモチベーションでもある」