浦和サポのACL遠征不可?中国・武漢三鎮存続も処理水放出で反日チャント

2023年8月30日(水)11時37分 FOOTBALL TRIBE

浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 中国1部・武漢三鎮は、来月開幕のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージで浦和レッズと対戦。身売り公式発表翌日にクラブ存続の見通しが立った一方、今度は東京電力福島第1原発処理水の海洋放出による反日運動の影響がサッカー界に影を落としている。


 武漢は今月28日、親会社が今月末をもって出資を打ち切ると公式発表。保有株をすべて無料で手放すことが決まり、クラブ解散の可能性があるという意見も上がっていた。しかし中国メディア『網易』の報道によると、湖北省の観光投資グループがクラブ買収に動いているとのこと。ホームスタジアムやクラブ施設について来月以降も使用可能であるほか、同メディアは「武漢は解散することなく、多くの外国人選手がチームに残りリーグ優勝を目指す」と伝えている。


 その武漢はACL東地区グループステージで、浦和の他に浦項スティーラーズ(韓国1部)、ハノイFC(ベトナム1部)と対戦。来月20日のグループステージ開幕戦では、ホームに浦和を迎え撃つ。


 しかし中国国内では、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出をうけて反日感情が深刻化。日本製品の不買運動や日本国内への嫌がらせ電話などが相次ぐ中、中国国内のリーグ戦で日本人への敵意をむき出しにしたチャントが熱唱されたとのこと。中国で行われるACL公式戦への影響が必至とみられるだけに、浦和サポーターによる武漢遠征に支障をきたす可能性も考えられる。 


 なおACLグループステージ参戦のJリーグクラブでは、浦和の他にも横浜F・マリノスとヴァンフォーレ甲府が中国勢と対戦することになっている。2004年7月のAFCアジアカップでは、日本代表戦で中国人サポーターによる妨害行為が熱を帯びていただけに、サッカー界に与える影響が心配される。

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