日本のサッカー専用スタジアム(球技場)収容人数ベスト11【2023】

2023年8月30日(水)14時0分 FOOTBALL TRIBE

パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

サッカー観戦するに当たって、重要な要素の1つとなるのが試合会場のスタジアムだ。施設規模や設備環境によって、観戦時の迫力が変わってくるだろう。


サッカー専用スタジアムと陸上競技場とでは臨場感に大きな差が生じるが、近年Jリーグクラブのホームスタジアムとしては、その見やすさ評判の良さから徐々に前者が増加傾向にある。川崎フロンターレのホーム等々力陸上競技場のように、陸上競技場から球技専用スタジアムに改修が進められている例もある。


ここでは2023シーズン現在Jクラブがホームとする、収容人数の多いサッカー専用スタジアム(ラグビー兼用、野球兼用含む球技専用スタジアム)をランキング形式で見てみよう(収容人数はJリーグ公式サイトのスタジアム情報一覧掲載数による)。




ベスト電器スタジアム 写真:Getty Images

第11位:ベスト電器スタジアム(21,562人)


福岡県福岡市/アビスパ福岡


1995年の第18回夏季ユニバーシアード(福岡大会)のサッカー主会場として建設されたベスト電器スタジアム。流線型の屋根が特徴だ。その後、2019年のラグビーW杯開催に合わせて改修工事が行われ、観客席の個席化や照明設備のLED化、ホーム側ゴール裏への大型ビジョン設置のほか、バックスタンドには「FUKUOKA」の文字も施された。なお、1996年の第17回キリンカップサッカーでは、日本代表VSメキシコ代表(3-2)の試合会場となっており、国際試合の公式戦が行われたのはこの時の1度だけである。




サンガスタジアム by KYOCERA 写真:Getty Images

第10位:サンガスタジアム by KYOCERA(21,623人)


京都府亀岡市/京都サンガ


2020年にこけら落としが行われた新しい球技場、サンガスタジアム by KYOCERA。スタンド全面が屋根で覆われており、ピッチとスタンドの高低差は1.2mと、観戦に適した環境が整えられている。バックスタンドの下にはクライミング施設が設置されており、屋内施設としては国内初となるボルダリング、リード、スピードの3種目で国際競技基準を満たしている。




駅前不動産スタジアム 写真:Getty Images

第9位:駅前不動産スタジアム(24,130人)


佐賀県鳥栖市/サガン鳥栖


1996年にこけら落としが行われた、国内初の純鉄骨造りのスタンドを持つ駅前不動産スタジアム。全面二層式のスタンドとなっているが、ゴール裏の2階席(下層が2階、上層が3階)は座席がなく立見席となっている。メインスタンドとバックスタンドの支柱は鳥栖市内の遺跡から出土した弥生時代の細形銅剣をモチーフにしており、2019年に実施された塗り替え工事によって、サガン鳥栖のイメージカラーであるサガンブルーとサガンピンクに一新されている。




ヨドコウ桜スタジアム 写真:Getty Images

第8位:ヨドコウ桜スタジアム(24,481人)


大阪府大阪市/セレッソ大阪


野球場以外では日本初の全面人工芝の球技専用スタジアムとして1987年にオープンしたヨドコウ桜スタジアム。のちに、第一期から第三期まで複数回にわたって大規模改修が実施された珍しいスタジアムであり、2021年6月に現在の形となった。2014年には、日本女子代表VSニュージーランド女子代表(2-1)による初の国際Aマッチが開催された。2023年3月には男子サッカーの国際Aマッチ、日本代表VSコロンビア代表(1-2)が行われた。




東大阪市花園ラグビー場 写真:Getty Images

第7位:東大阪市花園ラグビー場(25,861人)


大阪府東大阪市/FC大阪


東大阪市花園ラグビー場は、その名の通りもともとは1929年に開場した日本初のラグビー専用スタジアム。2018年、ラグビーW杯2019に向けた大規模な改修工事が実施され、2023年にJFL(日本フットボールリーグ)からJ3リーグに昇格したFC大阪のホームスタジアムとしても使用されている。駅からも徒歩圏内であり、試合時の観戦環境においてはJリーグ参入1年目にしてすでにJ3屈指といえるだろう。


ノエビアスタジアム神戸 写真:Getty Images

第6位:ノエビアスタジアム神戸(28,996人)


兵庫県神戸市/ヴィッセル神戸


1970年に神戸市立中央球技場としてオープンしたノエビアスタジアム神戸。2002年の日韓W杯開催に合わせて改築された開閉式の屋根が特徴だ。W杯での規格を満たすため、仮設席を含めて42,000人規模となり、ブラジル代表VSベルギー代表など3試合が開催された。大会後は仮設席を撤去して現在の収容人数に変更。時折、国際親善試合など日本代表が出場する試合が開催されている。




札幌ドーム 写真:Getty Images

第5位:札幌ドーム(38,794人)


北海道札幌市/北海道コンサドーレ札幌


2002年の日韓W杯開催に合わせて建設された札幌ドーム。サッカーやラグビーだけでなく野球の開催が可能な珍しいドーム型スタジアムだ。空気圧で浮かせて屋内に移動させる「ホヴァリングサッカーステージ」と呼ばれる可動式天然芝サッカーフィールドを世界で初めて導入しており、普段は屋外に設置することで天然芝の育成を行っている。野球場でもあるためフェンスは高いが、スタンドとピッチの距離は比較的近く、観戦の環境は整えられている。




茨城県立カシマサッカースタジアム 写真:Getty Images

第4位:茨城県立カシマサッカースタジアム(39,170人)


茨城県鹿嶋市/鹿島アントラーズ


1993年に誕生した日本初の本格的なサッカー専用スタジアム、茨城県立カシマサッカースタジアム。当初、Jリーグ加盟がほぼ不可能と言われていた鹿島アントラーズの参入にも多大な影響を与えた。オープン当時の収容人数は約15,000人だったが、その後2002年日韓W杯開催に際して大規模な改修工事が実施され、現在の姿へと生まれ変わった。




パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

第3位:パナソニックスタジアム吹田(39,694人)


大阪府吹田市/ガンバ大阪


ガンバ大阪のホームで、2016年にこけら落としが行われたパナソニックスタジアム吹田が第3位。観客席最前列からタッチラインまでが約7mと非常に近く、国際Aマッチが開催可能な日本のスタジアムの中では最短だ。W杯やキリンチャレンジカップなど日本代表の試合が開催されることも多い。また、G大阪が中心となって「スタジアム建設募金団体」を設立しており、建設資金の多くを寄付金によって賄った日本初のスタジアムとなっている。




豊田スタジアム 写真:Getty Images

第2位:豊田スタジアム(43,739人)


愛知県豊田市/名古屋グランパス


第2位は、名古屋グランパスのホームである豊田スタジアム。上層スタンドは最大38度もの傾斜角で、全席背もたれが付いた個席となっており、規模の大きさだけでなく、快適に観戦できる環境が整えられている。また、誰もが使いやすいようユニバーサルデザインにも配慮された設計となっている。




埼玉スタジアム2002 写真:Getty Images

第1位:埼玉スタジアム2002(62,010人)


埼玉県さいたま市/浦和レッズ


第1位は、浦和レッズのホームである埼玉スタジアム2002。国際試合など日本代表が出場する試合でも多く使用されており、近年は「日本サッカーの聖地」とも呼ばれている。スタジアムと同じ名前の公園内にあり、周囲には天然芝2面人工芝1面のサブグラウンドや、2面のフットサルコートなどサッカーに最適な環境のほか、家族連れでも楽しめる設備が整えられている。

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