ガスリー、殊勲の8位を亡き友に捧げる「車が好調でいいレースができた」アルファタウリ・ホンダ【F1第7戦】
2020年8月31日(月)18時6分 AUTOSPORT web
2020年F1ベルギーGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは8位だった。
ガスリーは唯一ハードタイヤでスタート、12番グリッドから3周目には8番手にポジションアップした。セーフティカー出動時にステイアウト、ほとんどのマシンがピットインしたため、ガスリーは4番手にポジションを上げた。ガスリーは徐々に順位を落とし、26周目にミディアムタイヤに交換し、16番手に後退。しかしここから追い上げを開始し、40周目には古いタイヤで走るダニール・クビアトの前に出て、トップ10圏内に入った。その後、2台のレーシングポイント勢をパスして、8位でフィニッシュ。このレースの“ドライバー・オブ・ザ・デー”に選出された。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=8位
1年前のことを思い、(事故で亡くなった)アントワーヌ(・ユベール)のためにいい成績を出したかった。そういう意味で今日はとても大事な日だった。他とは違う戦略で走ることに決め、スタートタイヤにハードコンパウンドを選んだ。これが予想以上に好調で、思い切りアタックし、たくさんのマシンをオーバーテイクすることができた。(レーシングポイントのセルジオ・)ペレスへのアクションは際どかったけれど、ものすごく楽しかったよ!
セーフティカーが最初の20周の間に出てしまったらおしまいだと分かっていた。ついてないことにまさにそういう事態が起きてしまったんだ。おかげで他のマシンは時間を失うことなくピットストップを済ますことができた。
でも諦めなかった。今日のマシンはペースがよくて、素晴らしかったんだ。それでできる限りプッシュした。ピットストップを済ませると、ほぼ最後尾に落ちてしまい、そこからまた順位を上げていかなければならなかった。でもバトルは楽しかったし、8位まで上がれるなんて最高の気分だった。
セーフティカーが出ていなければ、今日は5位になれたかもしれない。セーフティカーのせいで20秒失ったのに、5位の(エステバン・)オコンから7秒遅れでフィニッシュしたんだからね。
今日僕らは大仕事を抱えていた。こんな風に順位を上げることができてすごくうれしい。チームの皆は満足していいと思うよ。
「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選ばれたことも、とてもうれしい。僕に投票してくれた人たちに感謝する。これからもこういうパフォーマンスをどんどん披露していくつもりだよ。