阪神不動の4番に成長した大山悠輔に球界OBが賛辞!「ボール球の見送り方が非常に嫌」

2023年8月31日(木)17時13分 ココカラネクスト

大山の四球81はリーグダントツのトップ。勝負強さに加え、高い出塁率も彼の魅力だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は8月30日のDeNA戦に敗戦して3連敗を喫したものの、8月を18勝7敗で終え、1ヶ月で貯金を11も増やした。好調の要因として様々なことが挙げられるが、大山悠輔が不動の四番として座り続けていることはとても大きい。大山は打率.292、63打点はチームトップ。特筆すべきはリーグトップの81四球を奪っており、2位の村上宗隆(72四球)、3位の近本光司(60四球)と比較するとその選球眼が良さがより際立つ。

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 チームを勝たせる4番打者として成長した大山ではあるが、具体的にはどういった点が優れているのだろうか。昨シーズンまで阪神投手コーチを務めていた野球評論家の金村暁氏がYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演して、大山の成長について語った。まず昨シーズンまでは好不調の波が激しかったと説明するが、今シーズンは「全然波がなく、ずっと好調を維持している」とコメント。

 波が大きかった背景として、「去年までは得点力がなかったチームだったので、『俺が打たなきゃ』でボール球をめちゃくちゃ振る選手だった。それでドンドン調子を落としていくみたいな」と力んでしまう打席が多かったと指摘するが、「今年は全くボールを振らなくなった。フォアボールはぶっちぎりの1位ですから、これは彼の一番の成長かな」とボールの見極めがしっかりできるようになったことが好成績につながっていると口にする。

 続けて、「(投手目線で)彼の打席を今年見ながら思うことは、ボール球の見送り方が非常に嫌」「ドシッと見逃されるのが一番(辛い)。ストライクからボールになる変化球とか、その辺の待ち方が全然違う」と誘い球に微動だにしない、投手にプレッシャーをかけられる見逃し方をしているという。

 また、「金本監督と矢野監督が本当に我慢して使い続けたと思います。(不調でも)ずっと4番で使ったので」と現在の大山の活躍は歴代の指揮官の功績でもあると口にした。9月以降も高い出塁率でチームに貢献する、大山らしい打席を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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