愛媛の18歳FW行友翔哉、ポルトガル1部へ期限付き移籍「自分で全てを勝ち取りに行きます」

2023年8月31日(木)18時58分 サッカーキング

昨季鮮烈なデビューを飾った行友翔哉がポルトガルへ [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 愛媛FCは31日、同クラブに所属しているFW行友翔哉がポルトガルのファマリカンへ期限付き移籍することを発表した。

 行友に関しては海外クラブへの移籍を前提とした準備のため、16日付でチームから離脱することが発表されていた。そして今回、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)に身を置くファマリカンへの移籍が正式に決定。愛媛の発表によると、期限付き移籍期間は2023−24シーズンの終了時までだという。

 行友は2005年1月5日生まれの現在18歳。レノファ山口FCのU−12とU−15で育ち、U−18年代からは愛媛でプレーしていた。昨季はU−18在籍ながら2種登録選手としてトップチームに登録され、明治安田生命J3リーグ第3節のいわきFC戦に途中出場。同試合でトップチームデビューを飾っただけでなく、後半アディショナルタイムにはペナルティエリア手前から左足を振り抜き、初ゴールを挙げていた。最終的に昨季は明治安田生命J3リーグ6試合に途中出場して3ゴールをマーク。正式にトップチーム昇格を果たして迎えた今季は、第24節終了時点で7試合出場1ゴールを記録していた。

 期限付き移籍に際し、行友は愛媛のクラブ公式HPを通してコメントを発表。育成組織時代も含めると3年半を過ごした愛媛へ感謝を伝えるとともに、ポルトガルでの飛躍を誓っている。

「この度ファマリカンに移籍する事になりました。まずはこのファマリカンという素晴らしいクラブに移籍できた事を誇りに思います。愛媛のサポーターの皆さんの前でご挨拶が出来なくてすいません。この移籍が決まるまでにたくさんの方々が動いてくれました。関わって下さった方々に本当に感謝しています。愛媛FCを背負ってプレーしたアカデミーを含め3年半という時間はサッカーと自分と向き合えたとても有意義な時間でした。周りの人に恵まれてとても楽しく過ごせた時間でした」

「この話があってから、夢を追う1人のサッカー大好き小僧としてはチャレンジする以外の選択肢はありませんでした。自分にとっても大きな出来事ですが、自分が今まで関わってきた山口や愛媛などの地方クラブのみならず、プロを目指す少年・少女に夢を与えられる出来事かなと思っています」

「厳しい世界に行く事は重々承知しています。ただこの経験全てをポジティブに捉えられると自分は思っています。経験しに行くわけではなく自分で全てを勝ち取りに行きます。目の前の1日、1分、1秒に全力で向き合いながら、大きな目標に向かって命を懸けて頑張って行きます。今後とも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

 行友の新天地となるファマリカンは、2000年代に突入してからは下部リーグを彷徨っていたものの、2018−19シーズンに2部リーグを2位で終え、1部昇格が決定。昇格初年度はプリメイラ・リーガで6位に入るなど躍進を遂げており、昇格後の4シーズンはすべて1桁順位でシーズンを終えている。5年目となる今季は、第3節終了時点で1勝1分1敗の成績に。まずまずのスタートを切り、現在は8位につけている。

サッカーキング

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