バルセロナが今夏逃した選手たちは? コウチーニョら9名をまとめてみた

2017年9月2日(土)16時31分 サッカーキング

バルセロナの2017年夏は大忙しだった [写真]=Getty Images

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 9月2日、スペインの移籍市場が閉幕し、ヨーロッパ主要サッカーリーグの移籍報道は終わりを告げている。バルセロナにとって、今夏の移籍市場はかつてないほど騒々しかった。ブラジル代表ネイマールの放出に始まり、代役確保の奔走でヨーロッパ中を駆け回った。獲得の噂に上がった選手は多いが、大半を取り逃がしている。そこで、今夏バルセロナが“逃した魚たち”をまとめてみた。

 まず、もっとも獲得が濃厚とされたのがブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョだ。移籍市場が閉まる9月1日まで噂が出回り、サポーターを一喜一憂させていた。ネイマール後釜の筆頭候補とも目されていたが、最終的にリヴァプール側が放出を拒否。1億ユーロ(約128億円)とも言われたオファーが成立することはなかった。ユヴェントスに所属しているアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラにもバルセロナは触手を伸ばしていた。具体的な話も報道されていたが、ユヴェントス側がディバラに「10番」を用意したことで獲得を断念している。

 アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアも噂が上がった選手の一人だ。ネイマールの代わりに獲得を要請し、選手側も移籍を希望していたという。しかし、パリ・サンジェルマン(PSG)は同選手を戦力としてみなしており、大手メディア『ESPN』によると、最終日に受け取ったオファーも拒絶している。また、イタリア代表MFマルコ・ヴェラッティもバルセロナのメインターゲットだった。長年ヴェラッティの獲得を望んでいたバルセロナは、ネイマールの移籍金2億2000万ユーロ(約290億円)を使って獲得に乗り出し、一時は獲得寸前まで報道されたが、選手本人が残留を明言したことで移籍話は終わりを告げている。

 一方で、獲得した選手たちも数多くいる。エヴァートンからスペイン代表FWジェラール・デウロフェウを買い戻し、ベンフィカからポルトガル代表DFネルソン・セメドを3000万ユーロ(約39億円)で手に入れた。早々に2選手と契約したバルセロナは、8月に入ってから4000万ユーロ(約52億円)でブラジル代表MFパウリーニョを、そして1億5000万ユーロ(約194億円)で20歳のフランス代表MFウスマン・デンベレを購入している。

 ネイマール放出で手に入れた290億円は、デンベレとパウリーニョの両名でその大部分を使い切ってしまった。しかし、宿敵レアル・マドリードが、リーガ・エスパニョーラで早くも引き分けた一方で、バルセロナは2連勝を飾っている。さらに新戦力がチームに溶け込めば、ライバルに奪われたリーガとチャンピオンズリーグのタイトルを奪還できるかもしれない。

 以下、バルセロナ移籍が取りざたされた選手たち。
■フェリペ・コウチーニョ(ブラジル/リヴァプール)
■アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン/PSG)
■マルコ・ヴェッラッティ(イタリア/PSG)
■パウロ・ディバラ(アルゼンチン/ユヴェントス)
■リヤド・マフレズ(アルジェリア/レスター)
■ジャン・セリ(コートジボワール/ニース)
■エクトル・ベジェリン(スペイン/アーセナル)
■ダニ・セバージョス(スペイン/ベティスからレアル・マドリードへ移籍)
■イニゴ・マルティネス(スペイン/レアル・ソシエダ)

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