フォルクスワーゲン、最小SUVの『T-Cross』を仕様変更。最新の運転支援やタッチ式パネルを採用

2021年9月3日(金)16時36分 AUTOSPORT web

 フォルクスワーゲンのモジュラープラットフォーム“MQB”を採用して誕生したブランド最小のSUVモデル『T-Cross(ティークロス)』が、一部仕様変更を受け、最新の運転支援システムをオプションに追加設定するなど安全性や快適性を強化。インテリアではタッチパネル式の新コンソールや、エクステリアでも新色が追加され、9月2日より発売開始となっている。


 かつての旗艦『トゥアレグ』や、ミドルサイズの『ティグアン』に続く、SUVラインアップ最小モデルとして登場したティークロスは、全長4115mm、全幅1760mm、全高1580mmと、コンパクトなボディサイズでありながら広々とした居住性を実現し、2020年は輸入車SUVで国内No.1の販売台数を記録する。


 パワートレインには先代『ポロ』から搭載実績を重ね、今やA・Bセグメントモデルの主力ユニットとなっている1リッター直列3気筒のTSIエンジン(116PS/200Nm)に7速DSGを搭載。JC08モード燃費19.3km/リッターを達成したほか、最大14cmも前後スライド可能なリヤシートに加えクラストップレベルの広大な荷室容量を備えるなど、フレキシブルなユーティリティ性能と高い実用性を誇る。


 またモジュラー構造のMQBを採用した恩恵により、上級モデルに採用される先進安全装備を多く採用するなど、クラスを超えた充実度も人気の要素となっている。


 そのティークロスに実施された今回の仕様変更は、安全性や快適性にまつわる進化が主な焦点となり、人気オプションのテクノロジーパッケージには、新たに同一車線内全車速運転支援システム“トラベル・アシスト”が追加され、さらなる安全性の強化を果たしている。


 この運転支援システムは0〜210km/hの範囲でドライバーがあらかじめ設定した車速に対し、前走車との車間や走行レーンの維持をサポート。ステアリングホイールに設置されている“トラベル・アシストボタン”を押すだけでシステムを起動することができ、高速道路などの長距離移動において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。

ボディカラーには新たにスモーキーグレーメタリック(トップ画像)とアスコットグレー(写真)の2色を追加設定
2021年から他のモデルにも順次採用されているタッチコントロール式エアコンパネルを『T-Cross』にも初搭載した


■エントリーグレードにもパドルシフトが標準設定に


 またステアリングホイールには静電容量式センサーを採用することで、軽く手を添えるだけで同システムの継続的な作動が可能となり、快適性も大幅に向上している。


 そのほか、ナビゲーションシステムを利用可能な“ディスカバー・メディア”パッケージは、新たに9.2インチの大型モニターを搭載した”ディスカバー・プロ”パッケージへとアップグレードされ、従来と異なり一面フラットでさらに大きくなった画面により視認性が向上するなど、利便性の面でも進化を果たしている。


 こうしたオプション以外にインテリア、エクステリアにも仕様変更が加えられ、2021年からほかのモデルにも順次採用されているタッチコントロール式エアコンディショナーパネルをティークロスにも初搭載。エントリーグレードの“TSIアクティブ”にもパドルシフトを標準設定するなど、これまで以上にスタイリッシュなインテリア空間を実現した。


 そしてボディカラーには新たにスモーキーグレーメタリック、アスコットグレーの2色を追加設定し、全8色のカラーラインアップから選択可能となっている。


 同一車線内全車速運転支援システム”トラベル・アシスト”を含むテクノロジーパッケージのオプション価格は8万8000円、新画面採用の”ディスカバー・プロ”パッケージは15万4000円となり、全3グレード展開の車両価格は286万7000〜350万3000円(消費税込み)となっている。

全長4115mm、全幅1760mm、全高1580mmと、コンパクトなボディサイズでありながら広々とした居住性を実現
人気オプションのテクノロジーパッケージには新たに同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”が追加された


フォルクスワーゲン カスタマーセンター:0120-993-199
ティークロス公式ホームページ:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/t-cross.html

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