追加タイム計18分、ゴール譲りなどあった激闘は名古屋が制す…福岡は7戦勝ち無しに

2022年9月3日(土)21時14分 サッカーキング

名古屋が接戦を制した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第28節が3日行われ、アビスパ福岡と名古屋グランパスが対戦した。

 8月31日の試合ではガンバ大阪と対戦し、最後の最後で失点した福岡は現在13位。7試合ぶりの勝利を目指してこの試合に臨む。一方で名古屋は現在10位。勝ち点は「33」で、8月の4試合は2勝1分1敗。2試合ぶりの勝ち点「3」獲得はなるか。

 試合はいきなり動く。2分、自陣からのロングフィードに抜け出した重廣卓也が左サイドから折り返すと、稲垣祥がシュート。これはポストに跳ね返されるも、森下龍矢が詰めて名古屋が先制。そして、このプレーで、福岡はGK永石拓海とDF宮大樹が衝突し、両者ピッチに倒れ込む。結局、GK永石はピッチから退き、村上昌謙が入ることとなった。

 福岡は20分、ジョルディ・クルークスが相手DF藤井陽也と接触。しかし、何とか立ち上がりプレーを続行。その直後、スローインでプレー再開となり、前嶋洋太は名古屋サイドにボールを返すもそれをルキアンが遮るような形で名古屋ゴール方向へ。これを折り返し、最後はクルークスが同点弾。珍しい形で試合が振り出しに戻ることとなった。

 そして24分、福岡の長谷部茂利監督は、「相手にゴールを決めさせなさい」という旨のジェスチャーを出し、FW永井謙佑は独走。そのまま名古屋に2点目が入り、ここから改めて試合再開となった。

 38分には名古屋に追加点。相馬勇紀が左サイドでボールを受けると、仙頭啓矢とワンツー。受けなおしてからスルーパスを永井に供給し、最後は右足でこの日2点目。3−1のリードに変わった。

 前半はアディショナルタイム8分を数えたものの、このまま試合は動かず名古屋の2点リードで折り返した。

 後半はドウグラス・グローリを入れ、3バックに変えた福岡が反撃。57分、奈良竜樹の縦パスを受けたクルークスが右足で折り返すと、最後は平塚悠知が左足インサイドで流し込み、1点差に迫る。なお、平塚はJ1リーグ初ゴールとなった。

 しかし66分、DF宮と重廣が接触。宮のスライディングが重廣の脛に入ってしまい、オン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、宮は一発退場となった。タックルを喰らった重廣は、大事に至らずプレーに復帰している。

 76分、名古屋は途中出場のレオナルドがタメを作り、左に展開。受けた相馬が切れ込んで右足を振りぬくも、精度を欠き、枠の外へ。

 84分、左からのCKを得た福岡は名古屋のDFチアゴに当たったボールをルキアンがシュート。これはポストに嫌われ、こぼれ球も枠の外へ浮いてしまった。

 90分にもCKの流れから、最後は途中出場の湯澤聖人が左足で狙うも、ゴールの僅かに左へそれてしまった。

 アディショナルタイムは10分、前半の8分と合わせて18分加算されることとなった。

 試合はこのまま終了。名古屋が2試合ぶりの勝利を掴み、勝ち点を「36」に伸ばした。一方福岡は7試合勝利無し。降格圏が近づく15位に順位を下げてしまった。

 次節、福岡は10日にアウェーで横浜F・マリノスと対戦。名古屋も10日にアウェーで神戸と戦う。

【スコア】
アビスパ福岡 2−3 名古屋グランパス

【得点者】
2分 0−1 森下龍矢(名古屋)
21分 1−1 ジョルディ・クルークス(福岡)
24分 1−2 永井謙佑(名古屋)
38分 1−3 永井謙佑(名古屋)
57分 2−3 平塚悠知(福岡)

【スターティングメンバー】
(福岡)(4−4−2)
永石拓海(GK)(6分→村上昌謙);前嶋洋太(75分→湯澤聖人)、奈良竜樹、宮大樹、志知孝明;ジョルディ・クルークス(75分→ジョン・マリ)、前寛之、平塚悠知、渡大生(HT→ドウグラス・グローリ);山岸祐也(89分→城後寿)、ルキアン

(名古屋)(3−4−2−1)
ランゲラック(GK);藤井陽也、チアゴ、中谷進之介;森下龍矢、稲垣祥、レオ・シルバ(79分→宮原和也)、相馬勇紀(90+2分→吉田豊);重廣卓也(79分→柿谷曜一朗)、仙頭啓矢(59分→内田宅哉);永井謙佑(59分→レオナルド)

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