「カネになるのは我々だ」井上尚弥への挑戦状をフェザー級王者陣営が宣言!「異名を試すならタイトルを賭ける」

2023年9月4日(月)11時0分 ココカラネクスト

フルトンを破り、より声価を高めた井上。彼との対戦を望む戦士は少なくない。(C)Getty Images

 井上尚弥(大橋)は、群雄割拠のボクシング界で垂涎の的だ。

 日本が誇る“モンスター”の存在をより強く知らしめたのは、去る7月25日に東京・有明アリーナで行われたスティーブン・フルトン(米国)とのWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦だ。

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 21戦無敗を誇った絶対王者を相手に、井上は圧倒的な強さを発揮。終始主導権を握りながら8回に2度のダウンを奪ってのTKO勝ちを収め、同階級の初陣にして「難攻不落」とされた王座に君臨したのである。

 25戦無敗22KOという圧倒的な戦績を残す井上は、まさに敵なしだ。だからこそ、自身の名上げに利用すべく「世界最強」とも言われる彼との対戦を望む猛者もいる。IBF世界フェザー級王者のルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)はその一人だ。

 井上とは階級が異なる。しかし、ロペスは今年8月には母国メディア『Izquierdazo』で「イノウエは伝説だ。凄いファイターなんだ。対戦が実現したらとても楽しみ」と強調。そして、彼の意欲を陣営も将来的な対戦を後押しする。

 現地9月2日に米メディア『Boxing Scene』の取材に応じたロペスのマネージャーを務めるヘクター・フェルナンデス・デ・コルドバ氏は、今年9月のジョエト・ゴンザレス(米国)戦後に「どこかでイノウエをフェザー級に招けないかと考えている」と告白。そして、「それが我々の望んでいる試合だ」と大胆に打ち出した。

「彼らが狙っていると言われる(WBOフェザー級王者)のロベイシー(・ラミレス)はいい選手だが、売れないよ。よりカネになり、PPVの視聴率も取れるのは、ベナド(ロペスの愛称)との試合だ。もしも、イノウエが己の異名を試す気があるなら、こちらはタイトルを賭けても構わないよ」

 すでに5階級制覇への意欲も明言している井上。目下の目標は、年内での国内開催が有力視されるマーロン・タパレス(フィリピン)とのスーパーバンタム級の4団体統一戦だ。ロペスと拳を交わす日は、もうしばらく先の話にはなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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