「私は”鉛女子”です」と語る都玲華 ドライバーヘッドに鉛を5枚も貼っていた 

2024年9月5日(木)10時31分 ALBA Net

『スリクソンZX5 MK II』ヘッドのソール中央部に鉛5枚貼っている都

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ステップ・アップ・ツアーでアマチュアながら優勝し、「マイナビ ネクストヒロインツアー」でも活躍する都玲華。彼女のドライバーを見ると、鉛を何枚も貼っているヘッドを発見。気になってその詳細を彼女に聞いてみた。


彼女は『スリクソンZX5 MK II』ヘッドに、『ツアーAD GC』シャフトを採用している。ヘッドには幾重にも重ねて貼られた鉛が目立つ。これは自分で行ったものなのだろうか?

「自分で鉛は貼っています。結構ペタペタ貼ってヘッドを調整するんです。振った感じでちょっとなんか違うと感じるときは、ボールに全然当たらなくなっちゃう。もうちょっとここに重さが欲しいななど色々試しながら鉛を貼っています」

女子選手は難しいクラブの調整をクラフトマンに任せているケースが多いが、自分で鉛調整を行うとは驚きだ。

「ドライバーのソールにべったり貼っているのは、振った感じがちょっと軽かったからです。もっと球をつかまえたいと思って、ソールの中央に貼りました。以前使っていたモデルよりも少し軽かった感覚だったので……。自分の心地いい振り感に合わせたいんです。これは5枚貼っています。最初は2枚貼って振ってみて、軽いなと思って、4枚、5枚と振ってこれだなと思い、6枚貼って少し重いなと感じて、5枚に決まりました」

軽く感じてしまうと、インパクトで手元が浮いて、ヒール寄りに当たってしまうという。「切り返しのタイミングで軽いとフワッとなるから、重くしてグッと振りたいんです」と都は語る。

彼女に、ヘッドバランスやシャフトのしなりの好みを聞いてみた。「私はヘッドの重みを感じて、しなり戻らせて振りたい。重みがあった方が、スクエアに戻ります。クラブは軽くて硬いスペックよりも重くて軟らかい方を好みますね」。だからこそ、ヘッドの重みに敏感なのだろう。

それだけではない。アイアンにも鉛を貼っていた。PWと9番アイアンだけ鉛をバックフェースに貼っているのだ。「PWと9番だけ軽くてヘッドが抜ける感覚があったので、そこに重さが欲しいと思って貼りました」

「私は鉛女子です」と語る都。ネック側にGELを入れると違和感があるので、鉛を貼ることでバランス調整を行うと語る彼女のギアへのこだわりは相当なものだった。

◇ ◇ ◇

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