【巨人】注目集める外国人選手去就問題 評価を高める「助っ人の名前」

2023年9月5日(火)16時0分 ココカラネクスト

バルドナードはブルペンで存在感を高めている(C)Getty Images

 現在4位の巨人は9月5日からヤクルトとの3連戦(神宮)に臨む。

 先のDeNAとの3連戦は先発陣が早期降板する試合がつづいた。2日の試合では8点ビハインドの8回から内野手登録の北村拓己が登板したことも話題を呼んだ。

【動画】2日の試合は8回から登板した内野手の北村の投球にも注目が集まった

 一方、今週前半は5位のヤクルト、週後半からは最下位・中日との対戦とあって下位チーム相手にいかに勝ち星を積み上げられるかが目指すCS争いに向け、重要となりそうだ。

 またシーズンも残り23試合となり、注目を集めるのは助っ人外国人選手の生き残りを賭けた戦いにもある。

 仮にこのままシーズン終了となればアピールの時間も限られているとあって、来季を見据えて一戦、一戦が大事なポイントとなりそうだ。

 今季は開幕前に新外国人選手5人が入団。ルイス・ブリンソン外野手、タイラー・ビーディ投手、フォスター・グリフィン投手、ヨアンデル・メンデス投手、ヨアン・ロペス投手。この5人に加え、7月からセットアッパーとして加わったのが左腕のアルベルト・バルドナード投手となる。

 またシーズン終盤にきて存在感を見せているのが、バルドナードの働きだ。196センチ、122キロの恵まれた体格から繰り出される迫力ある投球が特徴。

 先発の井上温大が2回途中降板とスクランブルとなった3日のDeNA戦(横浜)でも7回から6番手として登板すると、2回1安打無失点としっかりと仕事を果たした。これで13戦連続無失点と安定したピッチングで、勝利の方程式の一角を担っている。

 ほかにもここまで5勝5敗とそこまで勝ち星に恵まれないものの、試合を作っているのは左腕、グリフィンだ。8月以降の3試合は7回2失点(8月2日・ヤクルト戦)、7回1失点(8月9日・阪神戦)、6回1失点(8月16日・中日戦)。登板予定だった8月23日のヤクルト戦の試合前練習で打球が頭部に当たるアクシデントがあり、登板を回避、登録抹消されたが、このヤクルト3連戦で戦列に復帰すると見られている。

 一方、苦しい立場となっているのは2日に抹消されたブリンソンだろう。1日のDeNA戦では守備で目測を誤り、適時二塁打を献上。ほかにもアウトカウントを間違えるなど、集中力を欠くプレーがシーズン終盤に入っても改善できないとあって、来季以降の残留は不透明となっている。今季は84試合に出場し、打率・250、11本塁打、34打点の成績を残している。

 菅野智之の不調により開幕投手を務めたビーディも苦しいシーズンとなっている。先発としては結果を残せず、6月中旬からは中継ぎに転向している。今季は先発5試合を含む27試合に登板して0勝6敗1セーブ、防御率4・17。

 また新外国人ではないが、2年目のアダム・ウォーカーも今季は52試合に出場し、打率・275、6本塁打、20打点。来日初年度の昨季は守備難が指摘されながら、打撃では23本塁打と52打点と爆発力を見せただけに、本人にとっても再度アピールしたいところだろう。

 とにかく残り23試合はベテラン、若手、助っ人に関わらず総力戦で挑むことが必須となる。チームを支えてきた助っ人たちの奮起にも期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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