トッププレーヤーはプレミアへ来る? 英解説者が語る“近未来予想図”

2017年9月5日(火)17時2分 サッカーキング

多額のお金が動くプレミアリーグ [写真]=Action Plus via Getty Images

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 かつてリヴァプールやチェルシーの取締役を務め、現在イギリスメディア『スカイスポーツ』で解説者として活躍しているクリスティアン・パースロー氏が、現在のプレミアリーグについてコメントした。

 80億ポンド(約1兆1300億円)を超える放映権料の収入が見込めるプレミアリーグは、世界でもっとも金が動くリーグとして有名だ。昨シーズンにプレミアリーグに所属していた20クラブへの分配金も発表されている。2部へ降格したサンダーランドでも、一昨シーズンにリーグ優勝を成し遂げた当時のレスターの分配金より多くもらったことが明らかにされた。

 パースロー氏は現状を例に挙げ「プレミアリーグのクラブは、他国のリーグと比べて財政的に有利に立っている。放映権料はリーガ・エスパニョーラと比べて2倍以上稼いでいるんだ。ドイツやイタリアと比べると3、4倍以上に跳ね上がる」とコメント。

 続いて「いかなる産業でも、経済的なアドヴァンテージは素晴らしいものだ。たくさんの選手を売ったり買ったりすることができるのは、財政的余裕のなせる技だよ。ただ、これはまだ初期段階なんだ。次のステップでは、ヨーロッパでもっとも優れたタレントと契約することができる。その時代はもうすぐ来るだろうね。今はお金を使っているけど、最高の選手と契約できていないんだ」と述べている。

 さらに「クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表FW)やリオネル・メッシ(アルゼンチン代表FW)がスペインでプレーするのに税金の優遇はない。プレミアリーグでも同じだよ。あと4、5年もすれば、ヨーロッパのトッププレーヤーたちがイングランドへ集結しているはずさ。経済的な理由でね」と締めくくっている。

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