ロマーリオ氏、ネイマールの移籍騒動に言及…バロンドールに対する仰天発言も

2017年9月5日(火)12時49分 サッカーキング

スペイン紙のインタビューに応じたロマーリオ [写真]=Getty Images

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 フットボール大国ブラジルが誇る歴代屈指のストライカー元同国代表FWロマーリオ氏が、スペイン紙『エル・パイス』のインタビューで古巣バルセロナにまつわる話題に触れた。

 この夏のマーケットでは、ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマンに引き抜かれたバルセロナ。ロマーリオ氏は、「バルセロナはネイマールの退団により多くを失った」と述べるとともに、ヨーロッパで戦い抜くのは難しいとの率直な感想を漏らした。

「リーガ・エスパニョーラは2チームがタイトルを争うのを常としている。時としてバレンシアやアトレティコ・マドリードが加わってくることもあるが、バルセロナとレアル・マドリードによる支配は変わらない。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)でもタイトルを狙いたいのであれば、バルセロナは戦力を向上させなければ駄目だ。もしくは、今チームにいる選手を適材適所に使いこなさなければならない。それができなければ、上位に進出するのは難しいだろう」

 一方、ネイマールの移籍に関して意見を求められたロマーリオ氏は、本人の意思を尊重しながらもバロンドール(世界年間最優秀選手賞)を獲得するためにはマイナスになるとの見解を示した。

「見聞きする限り、ネイマールはPSGで幸せのようだ。それが一段と大きくなることを願っているよ。選手が仕事の意欲を高めるためには、幸せを感じられる以上のことはないからね。しかし、世界最高の選手になることを考えると、バルセロナよりもPSGにいる方が難しいだろう。ネイマールはバロンドールを穫れるだけのレベルに達しているが、今回の移籍により実現はより大変になったと思っている」

 そのバロンドールは、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドによる独占状態が続いている。だが、現役時代に通算1000ゴール以上を記録しているロマーリオ氏は、「あなたが今現役を迎えていれば、2人とバロンドールを争っているか?」との質問に対して自信満々に回答している。

「それは間違いないね。メッシやクリスティアーノのことはリスペクトしているが、シュートやペナルティエリア内でのポジショニングでは私の方が上だ。これらの点に関しては、彼らに大きな差を付けていると思う」

文=北村敦

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