相次ぐ人種差別の被害を恐れ…元エバートンMFはロシア移籍を断念
2019年9月5日(木)19時8分 サッカーキング
30歳のボラシエは、今夏エバートンからスポルティングへ、1年間のレンタル移籍を果たした。しかしその裏では、ロシアのCSKAモスクワからのオファーを、人種差別のリスクを理由に断っていた背景があったようだ。
ボラシエがそう考えたきっかけとなったのは、同じく今夏ロシアのゼニトへ移籍した、ブラジル代表FWマルコムが受けた一部ファンからの対応にあった。彼らはマルコムに対し、「黒人選手がいないことは大事な伝統」と書かれたバナーを掲げ、加入を歓迎しなかった。
今季は、フランス代表MFポール・ポグバやベルギー代表FWロメル・ルカクなどに対して、各国リーグで人種差別被害が続いている。