オナナがカメルーン代表復帰を明言「祖国への愛は変わらない」…カタールW杯以来の招集へ

2023年9月5日(火)13時49分 サッカーキング

GKオナナがカメルーン代表に復帰へ! [写真]=Getty Images

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 マンチェスター・ユナイテッド所属のGKアンドレ・オナナが4日に自身の公式X(旧:Twitter)を更新。カメルーン代表への復帰を表明した。

 現在27歳のオナナは2016年9月6日に行われたガボン代表との国際親善試合でカメルーン代表デビューを飾った。2018年頃から正GKに定着し、ここまで国際Aマッチ通算34試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022・アフリカ予選でも4試合にフル出場。2大会ぶり8度目のW杯出場権獲得に貢献した。

 迎えたカタールW杯ではグループG第1節のスイス戦にフル出場したものの、第2節のセルビア戦でベンチ外となると、第3節のブラジル戦を待たずして代表チームから離脱。一部ではリゴベール・ソング監督と起用法を巡って衝突したとも報じられ、大会終了後の昨年12月には自身の公式SNSを通じて「どんなに美しい物語にも終わりがある。カメルーン代表での僕の物語は終わりを告げたんだ」と、事実上の代表引退を表明していた。

 しかし、カメルーンサッカー連盟(CMR)は先月29日、9月のアフリカネーションズカップ予選に臨む同国代表メンバーにオナナを招集。確執が噂されたソング監督との関係性については明かされず、選手本人が招集に応じるかに大きな注目が集まっていた。そんななか、オナナは4日に自身の公式X(@AndreyOnana)に、カメルーン国旗とハートの絵文字とともに次のような文章を投稿。再び“不屈のライオン”(カメルーン代表の愛称)の一員として戦うことを明言した。

「サッカーの世界でも、人生と同じように重大な選択を迫られる決定的な瞬間が訪れる。ここ数カ月間、僕は不正と操作に満ちた試練に直面してきた。しかし、祖国カメルーンに対する揺るぎない愛と情熱は変わらない。国を代表したいという願望は若い頃から一度も揺らぐことなく、いまで僕のアイデンティティーの切り離せない部分となっている。この信念を揺るがすことは誰にもできないだろう」

「僕は確かな確信を持って母国の呼びかけに応える。自分の夢だけではなく、輝く代表チームに相応しいカメルーン国民の期待と支援に応えるためであると確信している。操作、嘘、権力乱用に直面しても、僕は理想に忠実であり続けることを選択し、誠実な取り組みに値する国を誇りを持って代表する。今こそ、カメルーンという共通の利益のために団結し、調和して動く時だ。すべてを判断する審判の時間は、やがて僕たちを啓発し、その行動の正しさを明らかにしてくれるだろう。カメルーンに対する思いは揺るぎないものであり、繁栄のために自分の役割を果たすと決意している」

 カメルーン代表はアフリカネーションズカップ予選のグループCで、3試合消化時点で勝ち点「4」の2位につけている。現地時間12日にはブルンジ代表と対戦する予定だ。

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