長島哲太が全日本ロード第7戦岡山に緊急参戦。國井の代役でSDG HARC-PRO.から初のST1000へ「狙うのは優勝のみ」

2023年9月6日(水)15時0分 AUTOSPORT web

 9月6日、有限会社 ハルク・プロと昭和電機株式会社は9月23〜24日に開催される『2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦スーパーバイクレース in 岡山』に、怪我で欠場する國井勇輝(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)の代役として長島哲太をST1000クラスで起用することを発表した。


 ロードレース世界選手権のMoto3クラスにも参戦経験のある國井は、2022年に戦いの舞台を日本に戻し、SDG Motor Sports RT HARC-PRO.よりST600クラスに参戦。そして、2023年はST1000クラスにステップアップし、同チームよりフル参戦をしている。


 そんな國井は、トレーニング中に負傷したため鈴鹿8耐への出場が叶わず、さらに全日本ロード第6戦オートポリスも欠場となった。そして、怪我の状況がまだ良くないことから第7戦岡山も引き続き不参加となる。

國井勇輝(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)/2023全日本ロード第1戦もてぎ ST1000 ポール会見


 第6戦オートポリスでは代役は立てられなかったが、第7戦岡山では長島哲太が代役を務めることが今回決まった。長島は2013年にロードレース選手権のMoto2クラスにデビューし、2020年には開幕戦カタールGPで初優勝を飾った。そして、2021年からはHRCのテストライダーとして、MotoGPマシンのRC213VやSBKマシン、鈴鹿8耐マシンのホンダCBR1000RR-Rをテストしている。

長島哲太(HRCチーム)/2022MotoGP第16戦日本GP


 2022年は自身初のMotoGPクラスにも参戦し、ワイルドカードで日本GP、中上貴晶の代役としてLCRホンダ・イデミツから3戦に出場。SBKにも代役として第12戦オーストラリアに出場し、MotoGPで得た経験を活かしてポイントを獲得する走りを見せた。さらに、鈴鹿8耐にもTeam HRCからライダーとして参戦し、2022年と2023年の2年連続で優勝している。


 数多くの世界選手権で様々な活躍を見せる長島だが、全日本ロードでは自らがオーナーとして若手育成を掲げた、TN45 with MotoUP Racing Teamを発足させるなど、幅広く活動を行っている。そんな長島が、今回代役としてSDG Motor Sports RT HARC-PRO.から初のST1000クラスを戦うことになった。

2023鈴鹿8耐:長島哲太(Team HRC with 日本郵便)


■長島哲太
「今回國井選手の代役として声をかけていただき、全日本ロードレースのST1000クラスへ参戦させてもらえることを、ホンダ様、HRC様をはじめ、SDG昭和電機グループと有限会社ハルク・プロ、たくさんの関係者の方々に感謝しております」


「自身としては初めてのストッククラスでのレースとなり少し緊張していますが、初めてのバイク、初めてのタイヤ、久しぶりのスプリントレースという環境を楽しみたいと思います。もちろん狙うのは優勝のみなので、気を引き締めて9月13日から始まる事前テストから準備を進めていきます。ぜひ応援よろしくお願いします」


■本田光太郎監督
「怪我で欠場となる國井選手の代役として、HRCテストライダーの長島哲太選手を、9月22日から開催される岡山大会ST1000クラスにて起用させていただきます。今回の代役参戦をご快諾いただいた長島選手、ホンダ様、HRC様に改めて感謝申し上げます」


「長島選手にとってST1000クラスへの参戦は初めてとなりますが、2年連続の鈴鹿8耐制覇やMoto2優勝等の実績は言うに及ばず、日本人でトップクラスの実力を持ったライダーですので、チームメイトの榎戸育寛選手とともにチームのワン・ツー・フィニッシュを飾るべく、9月13〜14日に行われる事前テスト、そしてレースウイークにおいても、全力でサポートして参りたいと思います」

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