高校時代にイチローを抑え松井秀喜に壁を感じさせたエース

9月6日(金)7時0分 NEWSポストセブン

甲子園を沸かせた田中将大と斎藤佑樹(写真/時事通信フォト)

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 今年のドラフトの目玉として注目を浴びる星稜・奥川恭伸と大船渡・佐々木朗希。超高校級の“2大エース”といえば、過去には「田中将大斎藤佑樹」、「大谷翔平藤浪晋太郎」らが思い出される。彼らのライバル関係はその後プロでも続き、大きく明暗を分かつこともある。球史を彩ったライバルたちのドラマを追った。


 高校生の当たり年といわれた1987年のドラフトは、伊良部秀輝(尽誠学園)と、3年夏に準決勝にまで勝ち進んだ川島堅(東亜学園)が注目の的となった。


「伊良部は3回戦で敗れたもののナンバー1豪腕といわれ、準決勝まで勝ち上がった川島は34イニング連続無四球の記録を残すなど高校生の即戦力として期待されていた。川島は広島に入団後3年目の1990年にヒジを故障し、台湾でのプレーを経て引退。一方の伊良部はロッテで2年連続で最多奪三振を獲得するなどの活躍を見せた後、ヤンキースに移籍。MLB6年で34勝35敗16セーブをあげた」(スポーツジャーナリスト)


 イチロー(名電)がオリックスに4位指名された1991年ドラフトで注目されたのは、センバツ1回戦でイチローを無安打に抑えた上田佳範(松商学園)だった。上田は夏も甲子園に出場し、準々決勝で2年生の松井秀喜(星稜)と対戦。松井は上田について「野球人生で初めて壁を感じた」と振り返っている。


「上田は日本ハムに1位指名されたが、一軍登板がないまま外野手に転向。一方、甲子園出場経験はないものの、県予選4試合で52奪三振を記録した石井一久(東京学館浦安)をヤクルトが1位指名し、日米通算182勝をあげた」(同前)


 石井を見出した元スカウト・片岡宏雄氏が語る。


「体格にも恵まれ、ストレートも早かった。伸びしろを感じました。他球団スカウトの目に触れないよう、“甲子園に行かないでほしい”と思いながら県予選を見ていました」


 プロ選手としての奥川と佐々木のドラマはこれから始まる。輝くのはどちらか。


※週刊ポスト2019年9月6日号

NEWSポストセブン

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