落合博満がパワハラ撲滅の過去を告白 「実力者ならではの影響力」と称賛

9月6日(木)9時0分 STANDBY

元巨人の桑田真澄氏も暴力の根絶を唱える数少ないプロ野球OBである ※画像はイメージです

レスリングやアメフト、体操などなど…、今年に入ってからスポーツ界におけるパワハラ問題が世間を賑わせているなか、とある人物の発言が話題となっている。

元中日ドラゴンズの落合博満氏が、かつて監督として指揮を執った際に暴力をチーム内からなくす努力をした内情を語ったのだ。9月2日放送の『サンデースポーツ』(NHK)で語った内容によると、2003年秋の監督就任時に、暴力をふるった場合はどんな理由があってもユニフォームを脱がせると勧告したという。選手、コーチ、球団スタッフなど立場を問わず一発アウトにした結果、チーム内から暴力が一掃されるまでに5年を要したとか。

この告白についてネット上では、実行力を称賛する声が多い。トップレベルの実力者だからこその影響力であり素晴らしいとの声とともに、こういった取り組みを当時から取り上げてこなかったマスコミへの批判も一部で見られた。

落合氏の前任監督であった故・星野仙一氏を引き合いに出し、星野監督が作り上げた体罰体質はなかなか抜けなかったとの見解や、落合が暴力根絶にこだわる理由として、学生時代に受けたいじめがあるのではとの推察や、現役時代から体罰嫌いが有名だったとの声もある。

また落合氏は、120人程度で5年かかったのだから、自分たちが生きている間にパワハラが無くなる時代は訪れないとも語っており、これに同意する声も少なくない。多くのスポーツでは、殴られた経験を持つ指導者が同じことを繰り返しており、その指導者たちが合理的なメソッドを学ぶ機会がないという指摘もあった。

その他、現役時や監督時代には「オレ流」「変人」と扱われた落合氏が、体罰否定派であり、論理的なトレーニングを大切にしていたとして、旧来の体育会系的な価値観こそが非常識だったのではとの見方も。

5年の歳月を要したとはいえ、パワハラをなくすことが不可能ではないとの証明でもある。様々なスポーツの現場で、暴力の告発が相次いでいるのは、時代の転換期である証なのかもしれない。

(飛鳥 進)

■関連リンク
・落合博満氏「暴力一掃に5年」根絶は小さな組織から
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201809030000406.html

STANDBY

「落合博満」をもっと詳しく

「落合博満」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ