大谷翔平の凄みと進化を元女房役・鶴岡慎也が捕手目線で解説!「色々なボールで勝負できている」「“打者”大谷は抑えられない」
2022年9月6日(火)11時0分 ココカラネクスト

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現役時代は北海道日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークスで捕手として活躍し、2009年にゴールデングラブ賞、2012年にはベストナインに選出された鶴岡慎也氏が、元チームメイトで、今季もメジャーで大活躍のエンゼルス大谷翔平について語った。
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大谷は今季ここまで投手として11勝、打者としては30本塁打を放ち(9月5日現在)、8月にはベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利・2桁本塁打」の偉業を達成するなど、今季も歴史的な活躍を見せている。また、ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジとのア・リーグMVP争いを繰り広げている最中だ。
鶴岡氏は今季の“投手”大谷について「真っ直ぐの威力はもちろんですけど、スライダーやフォークなど色々なボールで勝負できている印象がありますね。一番良いところはそれらの球をコントロールして、ストライクゾーンの中に投げていることだと思います。そういった点では相手打者からすると相当厄介な投手ですね」と勝ち星を積み重ねている要因を述べた。また、大谷がスライダーを多投している点については「スライダーを投げるときの本人の感覚が良いのだと思います。私は元々、大谷投手は縦の変化球の方が得意だと思っていましたけど、今季の活躍を見るとスライダーも超一流ですね」と捕手目線で語った。
続いて“打者”大谷の凄みについて鶴岡氏は「私は捕手をしていて、“打者”に大谷選手は抑えられないなと思っていました。本人は絶対的に自信があるのはバッティングだと言っていますし」と述べた。捕手として自身が現役のときから “打者”大谷の凄さを肌で感じていたようだ。
また、史上初の規定打席と規定投球回の同時到達が期待されることに関しては「身体のケアや体力の向上を常に意識して、コンディションを落とさないように生活をしている結果でしょうね。トレーニングに対する意識も、日本ハム時代から凄かったですよ」と大谷の意識の高さを語った。
シーズン終盤に差し掛かってきたが、大谷の歴史的な活躍には最後の最後まで目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]