スーパーGT300クラスの専有テストがもてぎで開催。17台が参加し、貴重な周回数を重ねる
2023年9月8日(金)15時0分 AUTOSPORT web

スーパーGT300クラスのテストが9月6日より2日間、モビリティリゾートもてぎで行われ、17台のGT300マシンが参加。初日はウエットとなったもののドライとなった2日目は多くのチームが第8戦もてぎ戦のレース距離300km(60周)を超える周回数を重ね、2日間の総合では2号車muta Racing GR86 GTがトップのタイムをマークすることになった。
今回のテストはGTエントラント協会(GTE)の主催によって行われ、GT300専有テストとして開催された。GT300クラスはシーズン中の実走テストが少なく、今回、最終戦の第8戦もてぎに向けてのタイヤ選択、そしてセットアップ確認の貴重なテストとなった。
しかし、9月6日のテスト初日は雨に見舞われ約1時間でセッションは中断となり、そのままこの日のテストは終了。その分、2日目となる9月7日はセッション時間を延長してテストが行われた。
快晴となった2日目の午前セッションでは走行開始30分を過ぎたあたりでNo.2 muta Racing GR86 GTがピットロード入り口付近でマシントラブルによりストップ。それでもメカニックによりマシンはすぐにガレージに戻され、セッションは中断されることなく進行された。
その後は午前セッション、そして午後のセッション共に順調にテストが行われ、午後の4時間のセッションでは7号車Studie BMW M4、88号車JLOC Lamborghini GT3が共に104周を記録するなど、多くのマシンが順調に周回数を重ねる結果となった。
最終的に今回のテストの最速タイムは2号車muta Racing GR86 GTが2日目午前に記録した1分47秒707となり、18号車UPGARAGE NSX GT3が1分47秒844、7号車Studie BMW M4が1分48秒047が続いている。
GT500クラスでは今季より化石燃料を一切使用していないカーボンニュートラル・フューエル(CNF)/『GTA R100』(ハルターマン・カーレス社製) 燃料が投入され、昨年同等のパフォーマンスを発揮できているが、GT300クラスは車種、エンジン型式が豊富でCNFへの対応に時間が必要とのことで今季の投入が見送られ、2024年よりCNFを50パーセント投入しての使用する方向で進められている。
今季のシーズンオフからは、来季に向けてGT300でもCNF50パーセント配合の燃料によるテストが行われる見込みだ。
9月6日〜7日モビリティリゾートもてぎ
Car.No. | Name |
---|---|
2 | muta Racing GR86 GT |
6 | DOBOT Audi R8 LMS |
7 | Studie BMW M4 |
10 | PONOS GAINER GT-R |
11 | GAINER TANAX GT-R |
18 | HONDA NSX GT3 |
20 | シェイドレーシング GR86 GT |
30 | apr GR86 GT |
31 | apr LC500h GT |
50 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 |
52 | 埼玉トヨペット GB GR Supra GT |
56 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R |
60 | Syntium LMcorsa GR Supra GT |
61 | SUBARU BRZ |
65 | LEON PYRAMID AMG |
88 | JLOC Lamborghini GT3 |
96 | K-tunes RC F GT3 |







