古里がトップを争うも0.033秒差で4位に【順位結果】2024MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3決勝レース

　9月8日、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでMotoGP第13戦サンマリノGP Moto3クラスの決勝レースが行われ、アンヘル・ピケラス（Leopard Racing）が勝利を飾った。2位はダニエル・オルガド（Red Bull GASGAS Tech3）、3位はイバン・オルトラ（MT Helmets – MSI）が獲得した。

　古里太陽（Honda Team Asia）はトップ争いを展開するも、0.033秒差届かず4位フィニッシュ。鈴木竜生（Liqui Moly Husqvarna Intact GP）は序盤で順位を上げ8位でフィニッシュ。山中琉聖（MT Helmets – MSI）は17位でレースを終えた。

　ポールのダビド・アロンソ（CFMOTO Gaviota Aspar Team）は出遅れ、ホールショットはピケラスが奪取。ルカ・ルネッタ（SIC58 Squadra Corse）、オルトラが続く。

　3コーナーでは中団の5台が絡むクラッシュが発生し、3台が早々にリタイアとなった。

　ピケラス、オルガド、オルトラが激しくトップを奪い合うオープニングラップ。しかし、ピケラスにダブルロングラップペナルティが科せられ、さらに上位を争うルカ・ルネッタ（SIC58 Squadra Corse）もペナルティで後退。

　トップはオルトラとオルガドが争い、ダビド・アロンソと古里がその後を追う展開となる。23番手スタートの鈴木竜生も大きくポジションをアップし、第2集団の7番手につける。

　12周目にアロンソを交わした古里は、勢いそのままに翌周オルガドもオーバーテイク。しかし、オルガドと激しくポジションを争うとさらに14周目にオルトラも交わし古里がトップに浮上する。このまま初勝利を奪いたい古里だったが、オルトラが逆襲。さらにオルガドにも交わされ再び3番手に。

　17周目、アロンソが一気に3台を交わしトップに立つも、すぐにオルトラがポジションを奪取。古里もスキをついて前を狙うもトップには立てず、4台による超接近戦のトップ争いが続いていく。

　　残り2周、ダブルロングラップ・ペナルティで後退していたピケラスが猛追の末、トップ集団に追いつく。ラストラップの1コーナーでトップを奪うと、そのまま守り切って大逆転のトップチェッカーを受けた。

　オルガドはフィニッシュラインまでピケラスを追い詰めるも0.035秒差で2位。3位にオルトラが入った。

　ファイナルラップ前に5番手にポジションを落としていた古里だが、4番手を取り戻すとオルトラに並びかけチェッカーを受けた。しかし、0.033秒届かず悔しい4位となった。

■2024年MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3決勝レース（20周）

天候：曇り　路面：ドライ

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