横浜FM元監督ポステコグルーがチェルシーへ？トゥヘル後任に元選手推薦

　チェルシーは7日、トーマス・トゥへル監督の解任を公式発表。後任候補のひとりに横浜F・マリノス元監督であり、現在セルティックを率いているアンジェ・ポステコグルー氏が挙がっているようだ。7日、英メディア『talkSPORT』が伝えている。

　チェルシーは昨年1月にトゥへルを招へいすると、2020/21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）を制覇。昨季はUEFAスーパーカップのタイトルを獲得したが、EFLカップとFAカップで準優勝。プレミアリーグ3位、CLベスト8という成績に終わっていた。

　そして今季はここまでプレミアリーグで2敗を喫しているほか、今月6日のCLグループステージ第1節・ディナモ・ザグレブ戦で0-1と敗北。このCLグループステージ初戦での金星献上をうけて、クラブ幹部は監督交代に踏み切っている。

　トゥヘルの後任候補には、レアル・マドリード元監督のジネディーヌ・ジダン氏や日本代表MF三笘薫（25）所属ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンのグレアム・ポッター監督などの名前が挙がっている。

　その中、かつてリバプールやトッテナム・ホットスパーでプレーしていた評論家のダニー・マーフィー氏が『talkSPORT』の番組に出演。トゥヘルの後任候補に話題が及ぶと、マーフィー氏はポステコグルーをサプライズ指名したという。

　一方でクリスタル・パレスの元オーナーであるサイモン・ジョーダン氏は、マーフィー氏の予想に対して「それはまた大きなステップアップだ。我々が知らないような説得力のある理由がない限り、トゥヘルをクビにすることはないだろうという点で、（ポステコグルー招へいは）個人的に疑問だ」と主張している。

　ポステコグルーはかつてオーストラリア代表をFIFAワールドカップ・ロシア大会出場へ導いたほか、2019年に横浜F・マリノスでJ1リーグを制覇。昨年6月にセルティック監督に就任すると、スコットランド挑戦1年目からスコティッシュ・プレミアシップ（スコットランド1部）で優勝。今季もここまでリーグ戦6戦全勝と好調を維持している。