浅野拓磨らFW人選でミスマッチ?日本代表OB指摘「ポゼッションより…」

2023年9月9日(土)5時48分 FOOTBALL TRIBE

浅野拓磨 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は日本時間10日未明にドイツ代表と対戦。カタールW杯以来となる再戦を前に、代表OBの佐藤寿人氏がストライカーの人選に言及。FW古橋亨梧(セルティック)、FW浅野拓磨(VfLボーフム)、FW上田綺世(フェイエノールト)、FW前田大然(セルティック)が招集されているが、自身の思い描く戦い方にマッチしない可能性があるようだ。


 日本代表の前線では、カタールW杯アジア予選までFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が絶対的ストライカーとして君臨。しかし大迫が昨年6月から招集されなくなると、森保監督は浅野を中心としつつも、FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)、上田、前田など複数選手をスタメン起用している。


 ドイツ戦の解説を務める佐藤氏は、内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演。話題がストライカーの人選に及ぶと、「ある程度ボールを持つ、起点を作るというところは、2列目とか外側のポジションを使ってうまく前に運べる」と評価。その上で「カタールW杯の時も見られたけど、『ボールを持っている時より、持たれている時に何ができるか』という人選なのかなと思う」と分析している。


 一方で同氏はドイツ戦の戦い方について、ポゼッションサッカーで強豪国と互角に戦うという観点から以下のようなコメントを残している。


 「大袈裟な言い方をすれば、強化試合なので『ドイツに負けていい』と思っている。10回やって1回勝つような戦い方を採用するよりも、10回やって(勝つ回数を)3,4回に増やすための戦い方をすべき。4バックでチャレンジして、課題が見えた方がいい」


 「(カタールW杯の時と同じように)3バックシステムで両ワイド(ウイングバック)が(最終ラインに)引っ込んだら守れると思う。『守ったままカウンターを仕掛ける、1点取って勝つ』という戦い方だと、僕はこの試合で得るものは何もないと思う」


 今回のストライカーの人選について「ボールを持っている時より、持たれている時に何ができるか」と見解を示した佐藤氏。ある程度カウンターサッカーを視野に入れたものだと解釈できるだけに、森保ジャパンの目指すポゼッションサッカーと嚙み合わない可能性が心配される。

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