久保建英は南野のプレースタイルを参考にすべき? 議論の行方は
2024年9月9日(月)14時0分 FOOTBALL TRIBE
2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で、日本代表は9月5日に中国代表と対戦し7対0で快勝した(埼玉スタジアム2002)。この試合に出場した日本が誇る2大エースのプレースタイルについての議論がネット上で巻き起こり、興味深い展開となっている。
比較されたのはスペイン1部のレアル・ソシエダFW久保建英とフランス1部モナコFW南野拓実のプレースタイルだ。「久保建英、南野タキの動きを参考にすべき」とのスレッドが立ち上がり、久保は代表で南野にシャドーの動き方を教えて貰ったらいい、ソシエダより代表の方が勉強になると展開された。
しかし、この提案に対して「久保はプレーメーカー的な動き、タキはストライカー的な動きが得意だしバランス良いんだよな」「チャンスメークだけしてるようでは上に行けないよ、一流選手は両方上手い」と、そもそもの役割の違いが指摘される。
さらに試合のさまざまなデータを分析するサイト『Sofascore』からのデータを引用し、「(久保は)圧倒的にゲーム作ってるんだから、南野に学ぶいわれてもな…南野が2ゴールとったのは本当に素晴らしいが、それもこれも久保がゲーム作ってるからやし…」と、久保にはゲームメークセンスがあるからこそ、南野が活躍できたのだとの結末に落ち着いたようだ。
『Sofascore』のデータによると、久保はアシストが2に対し南野は0、ドリブルを試みた回数も久保が4に対し南野は2。ボールタッチ数に関しては久保が97で南野が50と、久保は2倍以上の数字をたたき出していた。さらにクロスを上げた回数に関しては久保が11に対し南野は0。データを通じても役割の違いが浮き彫りになった格好となった。
アジア最終予選の日本代表の次戦(9月11日)は、5日にアウェーながらもオーストラリア代表を1対0で破り勢いに乗るバーレーン代表が相手となる。アウェーに乗り込む日本代表の勝利には2大エースの活躍が必須となりそうだ。