ホンダ 2018スーパーフォーミュラ第6戦岡山 レースレポート

2018年9月10日(月)12時11分 AUTOSPORT web

Round06
日本岡山国際サーキット


決勝


2018年9月9日(日)


岡山県美作市
第6戦 岡山国際サーキット 決勝


雨中の難コンディションで#5野尻智紀が4位入賞
#16山本尚貴は無得点ながら最終戦に逆転王座を期す


 9月8日(土)〜9日(日)、岡山国際サーキット(岡山県)で2018年度全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第6戦が開催されました。


レースウイークを迎えた岡山国際サーキットは活発化した秋雨前線の影響で肌寒いほどに気温が低下し、土曜日は朝から雨となりました。難しいコンディションのなか、午後3時15分からノックアウト方式の公式予選が行われ、Q1からQ3まで3セッションの結果、#5野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手、#17塚越広大(REAL RACING)が7番手につけましたが、#17塚越は予選終了後にエンジン交換をしたため10グリッド降格のペナルティを受けることになりました。


 またシリーズランキング2番手の#16山本尚貴(TEAM MUGEN)は9番手からのスタートとなりました。


 日曜日は朝から断続的に強い雨が降る状況となりました。大会審査委員会は悪コンディションを受け、決勝レースの周回数を68周(約250km)から54周(約200km)に減らした上でスタート時刻を延期することを決め、午後2時55分、レースはセーフティカー先導で最大競技時間70分として始まりました。
 
 しかしコースには雨水が溜まっており、7周の段階で赤旗提示によって走行が中断され、天候がやや回復した約1時間後にふたたびレースが開始されました。


 再開されたレースでは#5野尻が4番手、#16山本が9番手のポジションを守ってレースを進める一方、18番手スタートの#15福住仁嶺(TEAM MUGEN)は21周目には11番手まで順位を上げ、22周目のスピンでいったん15番手まで順位を落としながらも、チームメートの#16山本にふたたび追いつき、さらにかわしてトップ10圏内に食い込む勢いを見せました。
 
 しかし#15福住は30周目のアトウッドカーブでブレーキミスから単独スピンしてコース上に停止。これを排除するため再度セーフティーカーがコースインし、この先導走行中に最大競技時間に達したため、レースはそのまま34周でフィニッシュを迎えました。
 
 #5野尻は4位でチェッカーフラッグを受け、選手権ポイントを2.5点(周回数規定により50%)獲得してランキング6番手につけました。#16山本は10位で無得点に終わりランキング3番手に後退しましたが、最終戦・鈴鹿での自力逆転王座に望みをつなぎました。

山本尚貴(TEAM MUGEN)


■コメント


佐伯昌浩 プロジェクトリーダー


「天候も含め路面状況にどう対応するかで差がついて予選順位が決まり、決勝レースはウエットコンディションのなか、セーフティカーが入ったスプリントレースになったため、速さはあってもなかなか前へ行けずに予選結果が尾を引いた結果になってしまいました」


「塚越選手が本来のポジションからスタートしていれば、おもしろいことになったかもしれません。山本選手のペースが少し悪かったことが心配ですが、最終戦ではボーナスポイントもあってチャンピオン争いができる状態に残ったのでポールトゥウインを目指してがんばって欲しいと思います」


#5 野尻智紀選手(4位)


「金曜日の走り出しはマシンのフィーリングがあまりよくなかったんですが、それをうまく改善して予選に臨み、難しい状況のなか、うまくまとめて強さを出すことができました」


「決勝では、スタートディレイやセーフティカーがありましたが、集中を切らさないよう心がけて走り切り最低限の仕事はできたと思います。ただ、トップ3台に比べると自分のマシンには足りていない部分があると感じましたし、それをもっと早く自分で発見して対処できていればこの週末はもっと違う展開にできたはずなので、そこが自分の反省点として残りました」

福住仁嶺(TEAM MUGEN)
雨中のレースとなった2018年第6戦岡山
松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)


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