「日本が屈辱を与えた」4発快勝の森保ジャパンに衝撃! 母国代表の完敗に独メディアも愕然「恥ずかしいパフォーマンス」

2023年9月10日(日)6時38分 ココカラネクスト

久保の絶妙なクロスからダメ押し点を奪った田中。ドイツの反撃を凌いだ日本は見事な勝利をあげた。(C)Getty Images

 リベンジに燃えた“サッカー大国”に、森保ジャパンは競り勝った。

 現地9月9日にヴォルフスブルクで行われたドイツ代表との国際親善試合で日本代表は4-1で勝利。手に汗握る攻防戦を制した。

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 昨年11月のカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ初戦で対戦した際には、2-1で逆転勝利を収めていた日本。世界の檜舞台で得た自信は本物だった。

 11分にF菅原由勢のクロスにMF伊東純也がニアで合わせて先制した日本は、19分にレロイ・ザネに同点ゴールを献上。しかし、25分には右サイドを切り崩す、鮮やかな仕掛けから、最後は上田綺世がワンタッチシュートで合わせてリードした。

 迎えた後半はドイツが攻勢を強め、押し込まれる場面が増えた日本。それでも球際で粘り強く応戦し、相手にチャンスを許さず。89分には速攻で抜け出した久保建英の横パスを浅野拓磨が危なげなく決めて突き放すと、その3分後には久保のクロスを田中碧がヘディングでねじ込んでダメ押した。

 堅守速攻のスタイルをやり切り、見事に強豪国を相手に勝ち星を挙げた日本。一方でカタールW杯後の5試合で1勝1分け3敗と不振に陥っていたドイツにとってはまさに痛恨の敗北と言えよう。

 カタールW杯での敗北に対するリベンジという意味でも、ドイツにとって、この日本戦は“負けられない戦い”だったわけだが、眼前に立ちはだかる相手の堅牢を崩しきれなかった。ゆえに母国メディアからは厳しい論調が飛び交った。

 フランクフルトに拠点を置く日刊紙『Frankfurter Rundschau』は「ドイツ代表の恥ずかしいパフォーマンスに口笛やブーイングが飛び交った」と地元ファンによる反応を紹介。そのうえで「今夜のヴォルフスブルクでのドイツのパフォーマンスはひどく低調だった。後半は敵陣に押し込んだが、全くといっていいほど突破ができなかった。さらに魅力的なボール回しすらできなかった」と酷評した。

 さらにドイツの日刊紙『Bild』は「日本がドイツに屈辱を与えた」と試合を総括。そして、「日本は完全にドイツを崩し切った。スタジアムにはブーイングと口笛が響き渡った。それほどまでにドイツは完全に崩壊したのだ。まったく良くないパフォーマンスで、ハンジ・フリック(監督)は考え直さなければならないだろう」と糾弾した。

 史上初めてドイツから4点を奪って勝ち切った日本。その快勝劇は世界に衝撃を与えた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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