稀勢の里に「休場時の貴乃花親方の稽古姿を見せたい」の声も

9月10日(月)16時0分 NEWSポストセブン

土俵入りも見収めとなるか

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 大相撲秋場所の最大の焦点は日本人横綱・稀勢の里の「進退」となった。メディアはこぞって稀勢の里の夏巡業中の“好成績”を報じ、巡業後の出稽古でも玉鷲(小結)や阿武咲(前頭6)との三番稽古で大きく勝ち越すと、同じ二所ノ関一門の尾車親方(元大関・琴風)が「5月、7月より(状態は)全然いい」などと話し、復調ぶりが強調されてきた。


 だが、実態は全く違った。


「番付が低い力士はどうしても稽古で横綱に気を遣うところがある。実際、大関クラスが相手になると稀勢はボロボロ。一門の連合稽古では、出稽古にやってきた大関・豪栄道を相手に尻もちをつかされたり、転がされたりして砂だらけになっていた。そういう時は、親方たちもコメントしようとしない。連合稽古を見に来た北の富士さんは“見てはいけないものを見てしまった”とつぶやいて帰って行きましたよ。夏巡業での稽古の量と質が不足していたことを露呈した」(協会関係者)


 ただ、本調子にはほど遠くても、歴代ワーストとなる8場所連続休場中である以上、進退を懸けて土俵に臨むしかない。そうしたなかで注目が集まるのは、先月の秋田巡業中に倒れて緊急搬送された貴乃花親方の言動である。


「順調に回復していると聞くが、稀勢の里の問題には口を噤む状況が続いている。7月の名古屋場所前は、稀勢の里が果たすべき責任について問われ、『そこは難しいところですよね。本人にしかわかりませんから』と言葉を濁していた。ただ、心中では相当、思うところがあるはず」(担当記者)



 貴乃花親方はかつて、「横綱の果たすべき役割」について、本誌の取材に「土俵で結果を出すことが一番の仕事。ファンの方々に感動してもらい、応援してもらえる相撲を取る。頂点に立つ横綱として強い相撲をお見せする。それによってファンに長い目で応援していただくというのが力士の本分です」と語っていた。


 土俵に立って結果を残すことが仕事──それは2001年7月場所からの7場所連続休場を経験した貴乃花親方だからこそ、強くこだわりを持つところだ。


 貴乃花親方の現役時代を知る関係者からは、稀勢の里に厳しい条件を課すべきとの声があがる。


「貴乃花親方の連続休場と、今回の稀勢の里を並べて論じる人もいるが、状況が全く違う。貴乃花親方は2001年5月場所の優勝決定戦で、ライバルの横綱・武蔵丸を破って22回目の優勝を飾った。その代償としてヒザの故障が悪化。本気で出場したいのに、相撲が取れないという状況だった。だからこそ、7場所連続の『全休』だった。


 一方の稀勢の里は、出場して負けが込んだら休むという『途中休場』が4回もある。ダラダラと延命を図っているといわれても仕方がない。休場が続いた当時の貴乃花親方が、場所中も黙々と稽古に励み、巡業でも周囲の目を気にせず泥だらけになっていた姿を、今の稀勢の里に見せてやりたい」(若手親方)


 またも途中休場に追い込まれたりすれば、「即引退」すべきという見方だ。


※週刊ポスト2018年9月21・28日号

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