ハースF1代表「2021年ドライバー候補は今や約10人」ペレスとも交渉か
2020年9月11日(金)15時54分 AUTOSPORT web
ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は、2021年のドライバー候補はいまや10人近くから成る長いリストになっていると語った。
ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの両名は2020年シーズン末で現在の契約期間が終了するため、ハースは来年に向けてドライバーを選ぶ必要がある。
現在候補として、マグヌッセンとグロージャン、経験豊富なニコ・ヒュルケンベルグおよびセルジオ・ペレス、またフェラーリ・ドライバー・アカデミーのロバート・シュワルツマン、カラム・アイロット、ミック・シューマッハーのようなF1昇格の野望を抱くルーキーなど、多数のドライバーがハースのリストに載っている。
「10人近くの候補者がいる」とシュタイナーは、2020年F1第9戦トスカーナGPを前にした木曜に語った。「今の状況は大変素晴らしい」
「おかげで私はとても落ち着いていられる。20シートしかない状況で、我々には加入する可能性のある候補者が10人いるのだから、素晴らしいことだ。そのうちのふたりは現在契約中のドライバーたちだ」
「我々は全員と話をしていく。自分たちは何をしたいのかを考える必要がある。そして何をするのかを決めるのだ」
「今の時点では空いているシートはそう多くない。だから私は有利な状況だ」
「市場に出ているドライバーの全員について検討している。すべての検討事項を広げて、自分たちが何を求めているのかを考えている」
「今のドライバーたちを残留させたいのか? 経験豊富なドライバーを求めているのか? 若いドライバーを求めているのか? その両方の組み合わせを求めているのか? すべてのことについて話し合っている」
シュタイナーは、夏の初めにペレスと話をしたことを認め、彼はF1シートを得るべきドライバーであると主張した。
「私は彼のことを非常に尊敬している。彼が挙げた成果は誰もが知るところだ」とシュタイナーは語った。
「また、セバスチャン(・ベッテル)をF1から失うとしたらそれは残念なことだとも、私は常に言ってきた。ニコ・ヒュルケンベルグがここにいないことも残念だ。皆、優秀な人々だからね」
「我々がどうすることになるかは分からない。繰り返しになるが、我々には多くの選択肢があるのだ」