留年なんの!慶応ボーイ清原Jrが満弾!高校通算7発「目標はお父さん」

2022年9月11日(日)17時0分 ココカラネクスト

 強打者の遺伝子が引き継がれている。巨人などでプロ通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男が、ド派手な一発を披露した。10日、秋季高校野球神奈川県大会3回戦。慶応・清原勝児(かつじ)内野手(1年)が上矢部戦に「8番三塁」で先発出場。6回2死満塁の打席で、公式戦初アーチとなるグランドスラムを放ち、14ー1のコールド勝ちに貢献した。

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 父もつけた「背番号5」を背負い、顔立ちもPL学園時代の父を思わせる17歳。高校通算7発目に「今日は(サインミスなど)いろいろと迷惑をかけていたんで、ホッとしました」。173センチ、80キロ。体はそれほど恵まれているわけではないが、変化球を拾って左翼ポール際まで運ぶあたり、父譲りの長打力とセンスを感じさせる。

 プロ野球選手が目標。理想の打者像について「ライトでも、どこにでもホームランを打てる、チャンスにも強い。目標はお父さんです」ときっぱり。父の存在で、周囲の視線を浴びることには「何もしなくても注目されるのは分かっていた。名前に恥じぬよう、自分らしいプレーで、泥くさく貢献したい」と力強く話した。

 慶大では兄の正吾(2年)もプレーしている。小学で野球を始め、中学はバレーボール、高校はアメフトを経験し、大学から野球に再挑戦。今春新人戦では兄も背番号5を背負い、4番でタイムリーを放つ活躍を見せた。異色の経歴を持つ兄と違い、勝児は野球一筋。オール麻布から世田谷西シニアに進み、全国大会の経験も豊富。小学時代はジャイアンツジュニアの4番にも選ばれ、右の長距離砲タイプとして早くから注目されてきた。

 野球人として成長してきた勝児だが、慶応野球部ホームページには「2年」の表示。今大会には「1年」で出場している。慶応は勉学のレベルも高く、単位が足りずに留年したという。それでも、野球に対する情熱は変わらない。あこがれの父の背中を追いかけ、慶応で甲子園出場を目指す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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