中日も絶対強くなる 球界OBから指摘された「キーマン4人の名前」

2023年9月11日(月)11時29分 ココカラネクスト

現役ドラフトで加入した細川はチームで存在感を示した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 中日は9月10日の巨人戦(東京ドーム)に1−2と敗れ、東京ドームでの戦いは9連敗、借金は今季最多の「29」まで膨れ上がった。

 先発の柳裕也は6回2失点と試合を作るも、打線が低調。7回に石川昂弥の適時打で40イニングぶりの得点を奪うも反撃はそこまで。相手の好守にも阻まれ、惜敗となった。

【動画】石川昂が10日の試合で7回に適時打をマーク、チームにとっては40イニングぶりの得点となった

 この日の敗戦でクライマックスシリーズ(CS)出場の可能性が消えた。今季は若手の積極起用を打ち出し、チーム改革を図っている立浪和義監督にとっても、2年連続の屈辱となり、厳しい現実が突きつけられている。

 昨年に引き続き、最下位と低迷するチームをめぐっては球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は10日に自身のYouTubeチャンネルを更新。中日の現状についても言及している。

 週末3連戦の各球団の戦いぶりを振り返る企画の中で、高木氏は中日の今後に向けての明るい材料に目を向けた。

 10日の試合では7回に若き主砲、石川昂が適時打で点を奪い、これがチーム40イニングぶりの得点となった。

 高木氏はこの石川昂含め、ブライト健太、オルランド・カリステ、細川成也の4人の名前を挙げ「すごく可能性のある4人」「この4人を軸にチームを作っていくと中日も絶対強くなるよ」と話した。

 2年目外野手のブライト健太は今月8日の巨人戦から再昇格を果たすと、3試合連続安打を放つなど、存在感を示した。走塁、守備面ではまだまだ粗削りな部分もあるが、身体能力の高さは球界内でも認められている。今後チームの主軸へと成長を期待される選手でもある。

 また、現役ドラフトで今季から加入した細川は特に前半戦、チームを引っ張った。5月は打率・360、5本塁打、17打点を記録し、自身初の月間MVPにも輝いた。チーム待望の右の大砲としてチームを支えただけに継続した活躍が求められる。

 8月下旬に4月以来となる一軍昇格を果たした1年目の助っ人、カリステも10日の巨人戦でマルチ安打をマークするなど貧打にあえぐチームにおいては貴重なアベレージバッターを目指せる存在として注目を集めている。

 最後に若き主砲、石川昂は今季ここまで103試合に出場し、打率・250、12本塁打、40打点。数字としては依然物足りなさもあるが、立浪監督肝入りでチーム全体で育てようとしている。

 チーム打率(・239)、本塁打(57本)ともにリーグ最下位に沈むチームにとっては名前をあげられた4人の才能がいかに開花するかで今後の未来も変わってくる。

 残り18試合、ファンが期待するような明るい材料を少しでも見出だせるか。今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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