災難続きのレアル、3人の主将が次々と退場処分…第4主将も負傷離脱

2017年9月11日(月)16時35分 サッカーキング

レバンテ戦で退場したマルセロ [写真]=Getty Images

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 今シーズン、チャンピオンズリーグ3連覇にリーガ・エスパニョーラ2連覇という偉業を目論むレアル・マドリード。だが、まだここまで公式戦6試合しか消化していないにも係らず、3人の主将が次々と退場処分を受けるというアクシデントに見舞われている。

 現在、4人による主将制を採用しているレアル・マドリード。先月13日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)のバルセロナとのファーストレグでは、第3主将のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2度の警告により退場処分を受けた。そして、この判定に対する怒りから主審の背中を小突いたC・ロナウドは、RFEF(スペイン・フットボール連盟)から5試合の出場停止を科され、同セカンドレグならびにリーガ・エスパニョーラ第1節から第4節までの欠場を強いられている。

 C・ロナウド抜きでリーガ・エスパニョーラ開幕を迎えたレアル・マドリードだが、続く20日に行われたデポルティーボとの第1節では、今度は主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが2度の警告により退場処分を受けた。これによりリーグ戦での退場劇が歴代最多タイの通算18回となったS・ラモスは、不名誉な記録に肩を並べてしまった。

 だが、レアル・マドリードの退場劇はこれだけに止まらず、S・ラモスが出場停止から復帰した今月9日のレバンテとの第3節では、第2主将のブラジル代表DFマルセロが相手選手と交錯した際に一発退場処分を受けてしまった。RFEFによる処分は近日中に発表されるが、暴力行為と判断された場合、4試合の出場停止が科されるとも見られている。

 そのうえレバンテ戦では第4主将の元フランス代表FWカリム・ベンゼマが右足の負傷により退場し、4人の主将全員が短期間でトラブルに巻き込まれる事態となったレアル・マドリード。ベンゼマの回復に要する期間は公表されていないものの、スペインの複数メディアは4〜6週間の戦線離脱になると伝えている。

 災難続きのレアル・マドリードにとって特に痛いのが、チーム唯一のセンターフォワードであるベンゼマと最高の得点力を誇るC・ロナウドが、開幕3連勝を飾ったレアル・ソシエダとの次節に揃って欠場となることだろう。とはいえ、チームにはスペイン代表MFイスコや同代表MFマルコ・アセンシオなどゼロトップを務められる選手もいるだけに、ジネディーヌ・ジダン監督がどのような戦術を採用するのかに注目したい。

文=北村敦

サッカーキング

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