岡副麻希、スーパーGTにハマる。「予選がいちばん面白い」と思う理由

9月11日(金)10時55分 Sportiva

岡副麻希のスーパーGT熱! 
日本最高峰の現場から 後編 
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2020年シーズン、スーパーGTに参戦するトヨタ、ホンダ、ニッサンの3メーカーはそれぞれ新型マシンを投入した。中でもレクサスLCからGRスープラに切り替えたトヨタ勢がオフのテストから好調な走りを披露。対するホンダとニッサンに逆襲のチャンスはあるのか? 『SUPER GT+』(テレビ東京系列/毎週日曜22時30分〜)のリポーターとして開幕から現場で取材を続ける岡副麻希さんに今シーズンの見どころを聞いた。 
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『SUPER GT+』のリポーターを務める岡副麻希さん
 今シーズンは開幕前からトヨタのスープラが「強そう」「速い」という声がすごく多かったんです。実際にトヨタ勢のドライバーやスタッフを取材してみても、みんな表情が明るくて、「やりそうだな」という雰囲気を感じていました。
 いざフタを開けてみると、やっぱりスープラが速かったですね! 富士の開幕レースではスープラが1位から5位まで独占。同じく富士で開催された第2戦はホンダのNSX−GT、第3戦の鈴鹿ではニッサンのNISMO GT-Rが優勝しましたが、スープラ勢は表彰台に上がり、確実に入賞を積み重ねています。
 スーパーGTは、レースで獲得したポイントに比例してマシンにウェイト(重り)が載せられます。そうして速いマシンの性能を抑制し、接戦を生み出しているのですが、チャンピオン争いはウェイトを積んでからが本当の勝負です。マシンが重い状況になった後に、いかにミスなくポイントを獲得できるのかが、タイトル獲得の鍵を握ります。
 スープラ勢は重りを積んだ状況でもかなり速い。さらに「まだ何か隠し玉があるんじゃないのかな?」と感じるぐらいの勢いがあります。とにかく、これからのレースでの最大の見どころは、どこがスープラ勢の勢いを止めるのか。そこに尽きると思います。

 個人的にはベテランの松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手がドライブするNISMOにも注目しています。ここ数年、ニッサン勢はやや調子を落としていますが、そんな中でもNISMOは高いチーム力を生かし、毎年チャンピオンシップで上位に食い込んできます。第3戦の鈴鹿でも優勝しましたし、今年もやってくれると思います。
 ホンダ勢では山本尚貴選手と牧野任祐選手のTEAM KUNIMITSUに期待しています。牧野選手は大阪出身で同郷ですし、弟みたいな感じで応援しているのですが、今年は開幕戦から予選ですごくいい走りをしています。
 コンビを組む山本選手は、私がリポーターになる前年の2018年シーズンに元F1チャンピオンのジェンソン・バトン選手とともにスーパーGTのタイトルを獲得しています。山本選手は実力がありますし、私がGTのリポーターとして最初に取材したドライバーなんです。当時は右も左もわからなかった私に対して、やさしくいろいろと教えてくれました。そういうご縁もあって、応援しています。
 昨シーズン同様にトヨタ同士の戦いも見どころですが、スープラ勢の中でも注目しているドライバーは、TGR TEAM au TOM'Sで関口雄飛選手とコンビを組むサッシャ・フェネストラズ選手です。フランス出身のフェネストラズ選手は21歳、少年のようなあどけない表情が残っていてカワイイ感じなのですが、コース上ではとにかく速い!  今年、GT300クラスからGT500クラスにステップアップを果たしたルーキーなのにピットで焦った様子が全然なく、余裕があります。やってくれそうな雰囲気を感じますね。
 今シーズンのGT500クラスはフェネストラズ選手以外にも福住仁嶺選手(ARTA)、笹原右京選手(TEAM Red Bull MUGEN)、平峰一貴選手(TEAM IMPUL)といったルーキードライバーの参戦が増えています。

 若い彼らの元気いっぱいの走りが楽しみな一方で、GT300クラスには高木真一選手(ARTA)や新田守男選手(K-tunes Racing)のような50代のベテランのドライバーが第一線で活躍しています。子どもとお父さんのような年齢差のあるドライバーが同じ土俵に上がり、勝負しているというのもスーパーGTの魅力だと思います。
 高木選手は、昨年は23歳の福住選手、今年は22歳の大湯都史樹選手とパートナーを組んでいますが、レースをともに戦いながらお父さんのような温かさで若い選手を育ています。若手が成長する姿を見るのもおもしろいですし、高木選手のチームメイトになるドライバーは幸せだと思いますね。
 GT300クラスはドライバーの年齢だけでなく、出場するマシンも幅広いです。今年はイギリスのアストンマーティンの新型ヴァンテージGT3が新たに参戦していますが、日本のトヨタ86やプリウス、スバルのBRZから、ド派手なランボルギーニやポルシェ、メルセデスのスーパーカーが一緒に走っています。クルマが好きな人にとっては、GT300クラスは楽しいと思います。 

レーシングスーツを着て取材にあたる岡副さん(©テレビ東京)
 最近、予選のタイムアタックが一番おもしろいと感じるようになりました。予選前、サーキットは一瞬静かになり、独特な緊張感に包まれます。そしてセッションが始まると、各チームが自分たちの好きなタイミングでコースインして、1周の最速タイムを競います。
 スーパーGTは、決勝でGT500とGT300の両クラスが混走して走ります。性能差のある2クラスのマシンが一緒に走ることで常に追い抜きがあったり、思いがけないドラマが生まれたりします。急に天候が変わったり、アクシデントの発生でセイフティーカーが入ったりして、ピットの一瞬の判断や駆け引きでドラマチックなレースになることもあります。それも楽しみのひとつですが、シンプルに最速の座をかけて戦う予選もすごくスリリングで楽しいです。

 天気がいいドライコンディション中で、各ドライバーがポールポジションを目指して真っ向勝負するシーンはカッコいいですね。ドライバーもポールを取ると、優勝した時と変わらないぐらいに大喜びします。やっぱり最速という称号をかけて自分とマシンの限界ギリギリの走りをして、やり遂げた達成感が大きいんだと思います。
 しかもメーカーの違うマシンが1周を走り終えると、1秒の中に何台もがひしめき合っています。それにはいつも驚かされます。わずかなミスも許されない大接戦が繰り広げられる予選のタイムアタックには、スーパーGTの魅力が凝縮されていると思います。
 スーパーGTのおもしろさは、サーキットで体感してもらえれば、もっと伝わると思っています。残念ながら現在は無観客での開催となっていますが、サーキットで聞くエンジン音やバトルの迫力には圧倒されます。コロナが終息したら、ぜひ多くのファンの皆さんにサーキットに足を運んでほしいです。 

「幅広い世代にスーパーGTに興味をもってほしい」と語る岡副さん
 特に若い世代にオススメしたいですね。私の父親の世代はもともと車やレースが身近な存在ですが、若い方はなかなかレースを見るきっかけがないのかなと思います。マシンから入ってもいいですし、ドライバーでもいい。ほとんどのサーキットは大自然の中にあるので、きれいな空気を吸うためでもいいと思います!

 きっかけは何でもいいので、サーキットでレースを一目見れば、きっとスーパーGTに興味をもってもらえると思っています。私も1年半前まではまったくレースは見たことがなかったのですが、今では知れば知るほどその奥深さにハマっていきます。
 私自身、『SUPER GT+』ではクルマに興味がない、レースを一度も見たことがないという若い人たちにも魅力を届けられるように、シンプルにわかりやすい言葉で伝えるように心がけています。『SUPER GT+』をチェックして、日本最高峰の迫力あるレースを堪能してもらえたらうれしいですね!
(特別編につづく)
【profile】
岡副麻希 おかぞえ・まき 
フリーアナウンサー。1992年7月29日、大阪府生まれ。早稲田大在学中より、テレビ番組のキャスターなどとして活動をスタート。現在は、テレビ番組『SUPER GT+』(テレビ東京系列)のほか、『岡副麻希のほくほくみゅ〜じっく』(文化放送)などに出演している。特技は水泳、ピアノ。趣味はストレッチや歴史小説を読むこと。
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かんだゆうこ●ヘア&メイク hair&make-up by Kanda Yuko 
田名部敦士●スタイリング styling by Tanabe Atsushi 
塚越広大(KEIHIN REAL RACING)●取材協力 
ブルーレーベル・クレストブリッジ、エテ●衣装協力 
ワンピース¥29,000<BLUE LABEL CRESTBRIDGE>、ピアス¥64,000<ete/ete>、靴/私物

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