レクサス、日本向け新型ESに量産車世界初の『デジタルアウターミラー』を採用

2018年9月12日(水)14時59分 AUTOSPORT web

 レクサスは9月12日、日本向けに導入する新型ESに、量産車として世界で初めて『デジタルアウターミラー』を採用すると発表した。これまでのサイドミラーに代わって、カメラで撮影した映像を室内ピラー部に設置したディスプレイに表示する。


 すでに道路運送車両の保安基準として、法令上では解禁されているカメラモニタリングシステム(CMS)。室内のバックミラーがデジタル映像化されている車両も増えているが、レクサスがついにサイドミラーをカメラ化した『デジタルアウターミラー』を量産車に導入した。後方視界の確保については、モータースポーツでもGTカーのレース等でバックモニターが数多く使用されている。


 今回、レクサスESに採用されたデジタルアウターミラーは、フロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示するというものだ。映像を観ると分かりやすいが、リアルタイムで映像が左右に設置されたモニターに表示される。


 もちろん車両外側に設置されたカメラは雨滴が付きにくい形状になっており、モニターは室内であるため、天候の影響を受けにくい。また、カメラ化することでのメリットも多く、左右ウインカーに連動したり、リバースと連動することにより表示エリアを自動的に拡大したり、ドライバーの操作で任意に表示エリアを広げることも可能とし、運転状況に応じた周辺確認支援を実現しているという。


 また、従来のミラーよりも小型になることで、ななめ前方の視界も拡大するほか、風切り音の低減等、空力の面でも効果が期待される。


 日本での新型ESの発売は、2018年10月。今後こういった車両は増えてきそうだ。

レクサスESに採用されるデジタルアウターミラー
車両外側のカメラで撮影された映像は、ピラー部のモニターで確認できる。外側のミラーに比べ、視線移動も減る
デジタル化することで、雨の日や夜間でも視界が確保しやすくなる
デジタルアウターミラーが採用されるレクサスES


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