F1第14戦イタリアGPスプリント予選トップ10ドライバーコメント(1)

2021年9月12日(日)18時45分 AUTOSPORT web

 2021年F1第10戦イギリスGPのスプリント予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。


■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
ランス・ストロール スプリント予選=10番手

2021年F1第14戦イタリアGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 今日は楽しいレースだった。ミディアムタイヤじゃなくてソフトタイヤを選んだのは、簡単な判断ではなかった。ソフトはスタート時にはいいけど、あとでデグラデーション(性能劣化)が問題になってくるからね。


 スタートはよくて、すべてのタイヤが煙と芝生を巻き上げるような荒れた状況だったけど、最初のシケインでいくつか順位を上げられた。


 その後チェコ(セルジオ・ペレス)とホイール・トゥ・ホイールのいいバトルもできた。彼がポジションを戻したのが予想よりも少し遅かったせいでDRSトレインから離れて(フェルナンド・)アロンソに迫られることになったけど、10番手をキープすることができた。


 明日はポイント争いのなかでスタートすることになるけど、一晩あればマシンからもう少しペースを引き出すことができるようになると思う。ここはオーバーテイクが簡単ではないから戦略が重要になる。でも明日またレースができるのが楽しみだよ。


■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス スプリント予選=9番手

2021年F1第14戦イタリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

 明日のレースでチャンスがあると期待している。8番グリッドからスタートし、戦略によって順位を上げていく機会が今日よりもあるはずだよ。


 今日のスプリント予選でもう少しポジションを上げておきたかったが、スタートがあまりよくなかったし、オーバーテイクがとても難しかった。


 ペースを上げるために今夜頑張るつもりだ。明日のレースを楽しみにしている。


 ストロールとのインシデントについては、行き場がなかったために、縁石にヒットして自分のレースが台無しになるのを避けるために、コーナーをカットしなければならなかった。可能な限りすぐにポジションを戻したよ。


(スプリント予選システムについて語り)スプリントレースをするメリットが僕には分からない。(レース中に)何も起こらないからね。ファンにとっても、ドライバーにとっても、退屈なんじゃないかな。今の段階で、このフォーマットからは、何ももたらされていないと僕は感じる。もちろん、これはショーの要素を改善するためになされていることだから、ファンが喜んでいるかどうかを確認する必要があるけどね。


 問題点は、今のF1カーでは、とても大きなラップタイム差がないとオーバーテイクできないということだ。それにはタイヤのデグラデーションが必要になる。でも、(スプリント予選は)短すぎて、デグラデーションが起こらない。それが問題だ。


 サーキットの選択を間違ったのかもしれないけど、このフォーマットを試すのに適したサーキットがどこなのか、僕には分からないね。


■アルファロメオ・レーシング・オーレン
アントニオ・ジョビナッツィ スプリント予選=8番手

2021年F1第14戦イタリアGP アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)

 母国のファンの前だから今日の結果には大満足だし、明日のレースが楽しみだ。スタートでアグレッシブに攻める必要があるとわかっていて、実際にそうした結果、ふたつ順位を上げることができた。明日のレースに向けていいポジションを得られたから、あとはこの仕事を仕上げることが大切だ。さらにもう少し順位を上げられるといいね。


 今日よりも多い燃料とピットストップ、そして戦略と、明日はまた違ったレースになる。でも自信はある。今日の朝からペースはよさそうだし、ストレートのスピードも出ているからディフェンスもしやすい。明日は自分たちのレースができる。


■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ スプリント予選=7番手

2021年F1第14戦イタリアGP カルロス・サインツJr.(フェラーリ)

 明らかにFP2でのクラッシュのせいでスプリント予選の準備がうまくいかなかった。マシンと、コースのあのセクションに対する自信を失いかけていたから、1周目が終わってからは少しずつ自信を取り戻すことに専念した。スタートも決して理想的なものではなかった。ガスリーがマクラーレン(のダニエル・リカルド)と接触したときに強くブレーキするハメになって、しかも僕は彼らに詰まってしまったから、そこでポジションを失ってしまった。


 でも明日はまた新しいチャンスがあると思っているし、結果を残すためにベストを尽くす。ひとつ大事なことを言い忘れていたけど、午後のセッションに向けてマシンを修復してくれた素晴らしいメカニックたちに感謝したい。


■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール スプリント予選=6番手

2021年F1第14戦イタリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 いいスプリント予選だった。自分たちのポテンシャルを最大限に発揮でき、6番手と7番手でフィニッシュすることができた。バルテリ(・ボッタス)のペナルティによってふたりともポジションが繰り上がり、3列目に並ぶことができる。願ってもないことだ。


 僕たちの前にいるライバルはみんなこの週末ペースがいいから、レースはタフなものになるだろうね。僕たちの仕事はできる限り多くのポイントを獲得することだ。もし完璧なレースができていれば前の4台にプッレッシャーを与えることができる。


 タイヤマネジメントが明日の鍵になるだろう。特に最初の数週はプッシュしないといけないから、タイヤのデグラデーションのリスクがある。今日有益なデータが採れたから、それをもとにベストなフロントウイングのセットアップを見つけたい。

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