借金29の立浪中日に首脳陣シャッフルの可能性も? 球界OBからは「このままというわけにはいかない」の声

2023年9月12日(火)12時55分 ココカラネクスト

立浪監督にも厳しい目が向けられている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 就任2年目の立浪和義監督率いる中日が苦しんでいる。

 現在借金29、先の9月10日の巨人戦(東京ドーム)では石川昂弥が放った適時打で40イニングぶりの得点シーンが話題となるほど、貧打にあえいでいる。

【動画】石川昂が10日の試合で7回に適時打をマーク、チームにとっては40イニングぶりの得点となった

 今季は若手を積極起用している立浪監督にとっても悩ましいシーズンとなっているが、ぶっちぎりの最下位となっているチームをめぐっては球界内からも様々な考察の声が出ている。

 元ヤクルトOBで2000本安打も達成している野球解説者の宮本慎也氏は11日に更新された野球系YouTubeチャンネル「野球いっかん」に出演。その中で現在の中日のチーム事情について言及している。

 まず低迷するチームをまとめるコーチ人事に関しては「このままというわけにはいかないんじゃない?」とコメント。続けて「人は動かすし 呼ぶのかもしれないし 辞める人も出てくるかもしれないし」と来季に向けて大幅に変わる可能性を指摘した。

 その上で「今いる中で、(立浪監督が)遠慮なくできるのは片岡さんじゃない?」とPL学園の同級生でもあり、現在も二軍監督を務める片岡篤史氏がキーマンになるという考えを示す場面も。

 一方、現在低迷するチームについては、最近も39イニング無得点という不名誉な記録がクローズアップされたばかり。同記録が更新された8日の巨人戦も中継解説の仕事で訪れていたという同氏は、巨人先発の戸郷翔征の内容が非常に良かったとし、「どこのチームもそう簡単に打てないよ」とフォローしながら、目を向けたのは走塁ミスだった。

 同試合ではブライト健太外野手が4回先頭で三塁打を放ち、無死三塁の形を作るもオルランド・カリステの三ゴロで飛び出してしまい、挟殺プレーの末にアウトとなってしまった。選手の判断の甘さが露呈した場面となり、宮本氏もこのシーンを取り上げながら「(打者が)打つ、打たないはもちろんあるんだけど、走塁のミスが今年目立ちましたよね」とチーム全体にわたっての課題であるとした。

 一方で好材料として挙げたのは、カリステだった。8月下旬に4月以来となる一軍昇格を果たした助っ人は10日の巨人戦でもマルチ安打をマークするなど、貧打にあえぐチームにおいては存在感を示している。

 カリステの打撃に関しては宮本氏も「良くなっている」と評価。試合内容が確実に改善されているとした上で、今後は本塁打10〜15本、打率・280以上の中距離バッターも狙えるとした。

 すでに2年連続でCS出場権も逃しているチームをめぐっては、ファンから厳しい目も向けられている。

 昨オフは大幅な血の入れ替えが話題を集めたが、このまま下位に沈むようであれば、コーチ陣、ナイン含めテコ入れは必要となる。

 残り18試合、来季に向け、少しでも希望が感じられるような戦いぶりを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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