各大陸ワールドカップ予選、そのルールは? 恐怖のアフリカ、欧州や南米は過酷。一方アジアは…【編集部フォーカス】

9月12日(木)7時0分 フットボールチャンネル

アジア予選&オセアニア予選

 すでに開催されている2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選。日本代表は初戦でミャンマー代表を2-0で下すなど、幸先良いスタートを切った。これから他の大陸でも続々とワールドカップ予選が開催されることとなるが、それぞれのレギュレーションはどうなっているのだろうか。今回フットボールチャンネル編集部では、各大陸のワールドカップ予選のレギュレーションを解説していく。

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ワールドカップ出場枠(アジア):4.5(開催国のカタールは除く)
ワールドカップ出場枠(オセアニア):0.5

 日本代表も参加するこのアジア予選は、まず1次予選からスタートする。同予選には出場全46チーム中、FIFAランキング下位の12チームが参加。2チームずつの6組に分かれてホーム&アウェイで試合を行い、勝利した6チームが2次予選に進出する形となっている。

 2次予選は1次予選免除となっていたFIFAランキング上位34チームと1次予選を突破した6チームの計40チームで行われる。5チームずつの8組に分かれて、それぞれホーム&アウェイの総当たり戦でグループリーグを戦い、1位に輝いたチームが最終予選へと進出する。また、グループ2位のうち成績上位4チームも最終予選へと進出することができる。なお、開催国のカタールがグループ1位、あるいは2位のうち成績上位4チームに入った場合は、その分が繰り上げとなる。

 そして、2次予選を勝ち上がった12チームが参加する最終予選は、6チームずつが2組に分かれて争われる。グループリーグで1位と2位に輝いたチームにワールドカップ出場権が与えられ、3位に入ったチームはプレーオフに回る。そのプレーオフはホーム&アウェイ方式で行われ、2戦合計スコアで勝利を収めたチームが大陸間プレーオフへと進出し、ワールドカップ本大会行きの切符を懸けて試合を行う。

 また、アジア予選はAFCアジアカップ2023の予選も兼ねている。ワールドカップ・アジア予選で最終予選まで進出した12チームは自動的にアジアカップへの出場権を手に入れることができ、残りの12枠はアジアカップ3次予選で争われることになる。そのため、カタールはアジアカップ2023の出場権を懸けて今回の予選を戦っているということになる。

 オセアニア予選のレギュレーションは明らかとなっていないが、前回までと同じであれば、OFC(オセアニアサッカー連盟)加盟国である11ヶ国で争われ、3次予選を勝ち抜いた1チームのみが大陸間プレーオフへ出場し、ワールドカップ出場権を懸けて戦うことになりそうだ。

ヨーロッパ予選

ワールドカップ出場枠:13

 2018年ロシアワールドカップ・ヨーロッパ予選は、新たにFIFAに加盟したジブラルタル代表とコソボ代表が加わった計54チームで行われた。6チームずつが9組に分かれ、各グループで1位に輝いたチームがワールドカップ出場権を手に入れることができた。また、各グループで2位に入ったチームのうち成績上位8チームを2チームずつの4組に分け、ホーム&アウェイでそれぞれ対戦し、勝利した4チームがワールドカップ出場権を獲得できるというものだった。2年前はイタリア代表やオランダ代表が同予選での敗退を余儀なくされるなど、ヨーロッパ予選はかなり過酷だ。

 そんなヨーロッパ予選だが、2022年カタールワールドカップに向けた予選のレギュレーションは正式に決定していない。UEFA(欧州サッカー連盟)は今月に予選の形式を確定させる予定のようだが、もしかすると前回からレギュレーションが大幅に変更となるかもしれない。提示されているという案は以下の通りだ。

 まずグループリーグを10組に増やし、各グループリーグでホーム&アウェイ方式の総当たり戦を行う。そこで1位に輝いた10チームが、ワールドカップ本戦に出場することができるというもの。ここまでは、前回とさほど変化はない。

 だが、大きく変わりそうなのがプレーオフ進出チームの決定方法だ。前回まではグループで2位に入ったチームのうち、成績上位8ヶ国がプレーオフに進出するというものだったが、今回からは2位に入った10チームすべてにプレーオフ出場の権利が与えられるという。また、新設されたUEFAネーションズリーグで好成績を収めた2チームにもプレーオフに出場する権利が与えられるという(2020/21シーズンの成績)。これはネーションズリーグの重要性をより高めるために提案されているものだ。

 その12チームで争われるプレーオフを勝ち抜いた3ヶ国が残りのワールドカップ出場枠を埋めることになるというのだが、どのようにプレーオフを戦うのかという詳細は明らかとなっていない。とはいえ、ヨーロッパ予選がかなり過酷ということに変わりはないだろう。

アフリカ予選

ワールドカップ出場枠:5

 アフリカ予選はアジア予選とレギュレーションが似ている。まず、全54チーム中FIFAランキング下位の28チームが1次予選を戦う。それぞれ2チームずつ14組に分かれ、ホーム&アウェイの試合を勝ち抜いた14チームが2次予選へと駒を進める。

 2次予選は1次予選を突破した14チーム+1次予選免除となっていたFIFAランキング上位26チームの計40チームが参加。4チームずつ10組に分かれ、ホーム&アウェイの総当たり戦を行う。そして、各グループで1位に輝いた国が3次予選へと進出する。

 10ヶ国が参加する3次予選は、10チームが2チームずつに分かれてホーム&アウェイで対戦する。そこで勝利を収めた5ヶ国がワールドカップ出場権を得ることになる。

 グループリーグであれば多少の取りこぼしは許されるが、ホーム&アウェイの一発勝負は1つのミスが命取りになりかねないので緊張感も増すだろう。

南米予選

ワールドカップ出場枠:4.5

 南米予選は他の大陸予選と比べてもレギュレーションが非常に分かりやすい。というのも、CONMEBOL(南米サッカー連盟)加盟国が10ヶ国しかないため、グループリーグは複数あるわけではなく、1つしかない。そのグループで各チームがホーム&アウェイ方式の総当たり戦を行い、上位4チームがワールドカップ出場権を得るというものだ。また、5位に入ったチームは大陸間プレーオフへ進出することができる。

 ただ、前回の予選ではコパ・アメリカ連覇を果たしていたチリ代表が敗退を余儀なくされるなど、こちらも過酷でレベルが高い。果たしてカタールワールドカップにはどの国が参加することになるだろうか。

北中米カリブ海予選

ワールドカップ出場枠:3.5

 北中米カリブ海予選は他の予選とは違い、2部制で行われることとなった。

 まず1部ラウンドにはFIFAランキングで上位に入る6チームが参加。1つのグループでホーム&アウェイ方式の総当たり戦を行い、グループ上位3チームがワールドカップ本大会行きの切符を掴むことができる。

 続いて2部ラウンドにはFIFAランキング下位の29チームが参加。4チームずつ5グループと3チームずつ3グループに分かれ、それぞれホーム&アウェイ方式の総当たり戦を行う。そして、グループ1位に輝いた8チームが決勝トーナメントへと進出。優勝を果たしたチームにはプレーオフラウンド進出の権利が与えられる。

 プレーオフラウンドは1部ラウンドでグループ4位に入ったチームと2部ラウンドを勝ち上がったチームがホーム&アウェイ方式で対戦する。2戦合計スコアで勝利を収めたチームは大陸間プレーオフへと進出し、ワールドカップ出場権を懸けて戦うことになる。

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