B1秋田に新風 元日本代表のベテラン古川が加入

9月12日(木)9時35分 日刊スポーツ

チームに元日本代表の経験を伝える秋田・古川(撮影・鎌田直秀)

写真を拡大


バスケットボールBリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツ(昨季東地区5位)に、今季から加入した元日本代表の古川孝敏(31)が、チームに新たな風を吹かせている。16−17年シーズンには栃木ブレックス(現宇都宮)でBリーグ初代王者となり、日の丸を背負って今秋のワールドカップ(W杯)中国大会出場権獲得にも貢献した実力者。プレー以外でもコミュニケーションを密に図る潤滑油となっている。11日は秋田市内でプレシーズン大会の東北アーリーカップ(14日開幕、ゼビオアリーナ仙台)に向けて、約2時間の練習。B1は10月5日のホーム大阪エヴェッサ戦(CNAアリーナ★あきた)で開幕する。
  ◇   ◇   ◇  
190センチのガッチリ体形に、フサフサのひげ。「外ではサングラスをかけたりするので、声かけにくいですよ」と笑う古川の周りには、選手の輪が自然とできる。南国の琉球ゴールデンキングスから3年契約で秋田へ新加入。「ハピネッツは若い選手も多くてバチバチやるイメージがあった。激しい守備もしていたし、ディフェンスからという部分は、自分も大事だと思っている」と魅力を感じての決断だ。
10月には32歳。自身のさらなる向上はもちろん、日本のバスケ界発展の意識も強くなってきている。「代表でやらせてもらっている部分や、リーグ優勝の経験を、伝えていければ面白いチームになると思えています。そういう立場にもなってきたのかなと。新たな環境で、自身ももっと成長できるだろうし、人としてもプレーでも厚みを求めています」。細谷将司(29=横浜ビー・コルセアーズ)、伊藤駿(29=サンロッカーズ渋谷)の新加入「アラサートリオ」を中心に、選手、スタッフとの意見交換は活発になっている。
プレシーズンマッチは宇都宮、富山グラウジーズ、B2仙台89ERSに無傷の3連勝。だが「もっと守備でも攻撃でもアジャストできる部分も多い」と気を引き締める。今季は前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、37)がコーチから昇格。ペップ前HCが築いてきた守備をベースに、攻撃面では大きく様変わりした新たな形を構築中だ。
個人もチームも、開幕までに上昇中。W杯本番で代表漏れした悔しさも、発奮材料の1つだ。「あそこ(W杯)に行きたかったけれど残れなかった。東京五輪もあるし、代表への思いはある。そのためにはチームでしっかり勝たなくてはいけない。多くのファンが来てくれる環境にも感謝したい」。貴重な経験を持つ日本人最年長男が、ハピネッツ上位躍進と秋田美人の心もつかむ。【鎌田直秀】

日刊スポーツ

「秋田」をもっと詳しく

「秋田」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ