今FAの目玉 西武・森が「巨人を選ばない」理由とは

2022年9月13日(火)12時4分 ココカラネクスト

 史上空前の「混パ」となり、ペナントをめぐってパ・リーグ各球団が熱い戦いを繰り広げている中、西武・森友哉捕手(27)の去就に注目が高まっている。

 8月に国内FA権を取得。球界屈指の「打てる捕手」として知られるだけに、宣言すれば争奪戦必至と見られているのだ。

【関連記事】日ハム・清宮 来季は「二軍生活」か 指揮官の不興を買った「理由」とは


 筆頭は正捕手固定に頭を悩ませている巨人だ。今オフは2年ぶりにFA戦線に本格参戦、成績が低迷していることもあり、投手、野手、捕手など全方位的に触手を伸ばすと見られている。正捕手問題においては、複数年契約を結ぶ小林には打撃面、現在主戦捕手の大城にはリード面での課題が指摘されており、攻守に優れた森の獲得を狙う。

 一方、ここにきて森の意中の球団において「オリックス」が急浮上している。地元大阪の球団とあって、慣れ親しんだ場所に戻りたいとの意向やほかの「材料」に関してはこんな声が上がっている。

 横浜ベイスターズなどで活躍、現在は野球評論家を務める高木豊氏は最近更新した自身のユーチューブチャンネルの中で森の去就について語っている。

「【2022年FA宣言】報道にあるFA宣言して移籍しそうな噂がある選手について」と題した動画の中で、森については残留が基本線としながら、地元球団のオリックスもありうるという見解を示した。

 その理由として「性格的にあまり目立ちたくない」「パ・リーグでDHを使える」ことなどを上げた。強打の捕手として知られる森に関しては、たとえ捕手として出られない場面があったとしても、オリックスであるならば、DHとして出場を続けられる点がメリットに働くと予想。

 その上で巨人が獲得できるかについては金銭面などほかの条件も加味するとしながら、「同じ金でやるのであったら、目立つ必要もない」「常に注目されていると疲れちゃう」と最近の選手に共通する性格について触れる場面もあった。巨人は注目球団とあって、成績が出ないとすぐに叩かれる傾向もある。常に注目を浴びる立場となることで、森の性格からして移籍に懐疑的な見方を示した。

 いずれにせよ、宣言したら多くの球団が獲得に乗り出すと見られている森。その動向をめぐっては、引き続き注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「西武」をもっと詳しく

タグ

「西武」のニュース

「西武」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ